ゼロウェイスト

猫の糞をコンポスト(自然にカエルS)で堆肥化して処理。燃えるゴミが激減

なるべくゴミを減らすゼロウェイスト(ごみゼロ)な生活を目指しています。

以前は20Lのゴミ袋を週2回、きっちりと出していたのですが、ゼロウェイストな生活を心がけるようになってからゴミ出しの頻度を3週間に1回(20L)までに減らすことができました。

ゴミの内訳は、ほとんどが飼っている猫の排泄物。

【ゼロウェイスト】猫関係のゴミの減らし方、猫のエコな飼い方

さらにゴミを減らすため、猫の糞を自宅で堆肥化してみることにしました。

1ヶ月半くらい運用を続けていますが、今のところ順調に分解をしています。

猫糞コンポストを導入した効果で、3週間経っても1ヶ月半経っても、まだまだ20Lのゴミ袋には余裕があります!

動画でも紹介しています↓

猫糞コンポストの候補

猫糞コンポストを導入するにあたって、どういった方法にするかかなり悩みました。

調べたところ、ペットの糞にはやはり寄生虫がいる可能性があるので、堆肥化したとしても食用の野菜の肥料には使うべきではないとのこと。

我が家では生ゴミは「ベランダdeキエーロ」で堆肥化していますが、たまーに家庭菜園の肥料として使うこともあります。

キエーロの分解能力を見るに、猫糞もいけそうな感じはするのですが、やはり分けて運用した方が良さそう。

そこで候補に上がったのが以下のコンポスト。

  • 段ボールコンポスト
  • プランターコンポスト(ミニキエーロなど)
  • 自然にカエルS(手回し式コンポスト)

段ボールコンポスト

段ボールコンポストは段ボールにピートモスやくん炭を入れ、上に布などを被せて使うコンポスト。

もっとも手軽ではありますが、虫や悪臭が発生しやすいという特徴があります。

さらに基材(中の土)を自分で作らなければならないため、果たして猫糞に合った配合にできるかどうか不安です。

(猫の糞は窒素分がとても多いので、猫糞だけを運用するコンポストだと、基材の炭素分を多めにしてあげなければ悪臭が発生する可能性が高まります)

虫も悪臭もできれば避けたい・・・

プランターコンポスト(ミニキエーロなど)

プランターを使い、キエーロ方式で外で運用する方法。

こちらもキエーロの基材(黒土)で本当にうまくいくのだろうかという懸念がありました。

さらにうちの猫は完全室内飼いなので、外にうんちを運ばなければならないのは面倒&落としそうで怖い。

自然にカエルS

手回し式の市販のコンポスト。基材もついていて、すぐに使えるようになっています。

こちらは人間用にコンポストトイレとして利用している先人がいらっしゃいました。

調べたところ猫糞のC/N比(炭素量と窒素量との比率)は人糞や鳥糞と近いようなので、人間用に使えるのならば基材も合っているような気がします。

また、レビューを見ていると、こちらで猫や犬の糞を処理している方もいるようです。

室内で使うことができる上に、手回し式なので、スコップを使って土に触れる必要がないのも高ポイントでした(やっぱりうんちなので)。

コンポストとしては高価ですが、住んでいる市から助成金も出るので思い切って買ってみることにしました。

生ごみ処理機(コンポスト)を購入すると、自治体によっては購入金額の一部を補助してくれることがあります。

私が住んでいる市では購入金額の1/2(上限1万円)が補助されました。

お住まいの地域の公式ウェブサイトをチェックしてみてください。

自然にカエルSを使った猫糞コンポストのやり方

基本的には説明書の方法に沿って基材を入れ、猫が糞をしたら中に入れてハンドルでかき混ぜるだけです。

自然にカエルSは好気性のコンポストなので、空気をしっかり含ませてあげると菌が活性化します。

そのため、気がついた時にハンドルをぐるぐると回してあげています(公式では朝晩2回かき混ぜることになっています)。

運用を続けて1ヶ月以上経ちますが、顔を近づけてみても糞の臭いはしません。

土と混ざってわかりにくくなっていますが、見たところうんちがそのまま残っていることもなく、しっかり分解されているようです。

猫砂はどうする?

コンポストをする場合は、猫砂も生分解可能なもの(おからや紙など)を選びます。

鉱物の砂は分解しないので注意。もし鉱物砂を使っていて猫糞コンポストを使ってみたい場合は、まず砂を切り替えることが必要です。

私の場合は再生紙でできた紙砂を使うことにしています。

おしっこも入れていい?

水分量が多くなってしまいうまく分解しない可能性があるので、入れるなら糞だけが良いと思います。

ちなみに上記の、自然にカエルsを使った人間用コンポストトイレも大小分離式になっています。

私はコンポストには糞だけを入れて、おしっこは人間が用を足すついでにトイレに流しています。

詰まりの原因になるので、一度に流さないように注意。

多頭飼いでも使える?

自然にカエルSの分解能力が700g/日なので、その範囲を越えなければ使えるのではないかと思います。

うちの猫の場合、1日のうんちの量は大人の人差し指1〜2本くらいなので、余裕で使えているようです。

コストはかかる?

基材は6ヶ月ごとの交換が推奨されています。

基材のエコパワーチップは結構高くて、2袋4000円くらい。

ただ、古い基材と交換しながら2年くらいは使うことができます。

高めではありますが、今のところ順調なのはエコパワーチップの力によるところが大きいのではないかと推測しています。

段ボールやプランターで猫糞コンポストに失敗している人は結構多いみたいなので…

あるいは昆虫シートなどで代用できるとの噂もあります。理論的にはおが屑でも可能なはず。

土が増えすぎない?

毎日使っていますが、ほとんど土は増えていません。

「猫糞でめちゃくちゃ堆肥を作ってガーデニングに利用したい」と考えている人には不向きかもしれません。

逆に、マンション住まいの方やガーデニングをしない方など、それほど堆肥が必要ではない人には向いているコンポストだと思います。

「入れたものが土に変わる不思議なゴミ箱」くらいの感覚で使えそうです(もちろん有機物に限りますが)。

虫は発生しない?

まだ季節的に暑くないせいかもしれませんが、虫は発生していません。

生ゴミは入れないことにしているので発生を抑えられているのかも。

(外に置いている生ゴミ用のキエーロにはたまに発生することがあります。しっかり埋めれば大丈夫です)

犬の糞には使える?

使ったことがないのでなんとも言えません。

おそらく使えるとは思います。

犬種にもよりますが、犬は猫よりうんちの量が多いと思うので、700gを超えないように注意は必要かと。

猫を飼っている家庭におすすめ

自治体によっては水洗トイレに流すことを推奨していることもありますが、猫の糞は詰まりやすくトイレの故障の原因になったりします。

また、猫の糞に含まれるトキソプラズマ(細菌)が海水に流れることによって、野生ラッコの脳に影響が出るという説もあります。

ということでこれまでは燃えるゴミとして処理していたわけですが、数日間ためているとニオイもきつくて、ゴミ出しの時けっこう大変でした。

コンポストで処理するようになってからニオイから解放された上、これまでよりさらにゴミの量が減りました。

控えめに言って最高の買い物をしたと思います。(何に価値を感じるかは人それぞれです…)

これから1年くらい運用を続けられたら、また記事にしたいと思います。

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