健康

【ブログ】卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)の腹腔鏡手術体験談。入院の持ち物や術後について

実は8月17日〜22日、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)の手術のため入院していました。

人生初手術&入院でした・・・!

20〜30代の女性に多く、再発もしやすい病気ということで、自分への備忘録として&これから手術を受ける方の参考になればと思い、体験談を書いてみたいと思います。

ボリュームのある記事になってしまったので、下の目次を活用しながら読んでいただけると幸いです。

 

発覚〜手術まで

もともと婦人科系の器官が弱く、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)と診断されてから20〜24歳くらいまで低用量ピルを飲んでいました。

その後、ピルによる血栓症などが話題になり、怖くなって自己判断でピルを中断。

PCOSの時は不定期だった生理が来るようになり、基礎体温も安定していたので「治ったんだな」と思い込んでいました。

 

子宮頸癌検診で卵巣嚢腫が発覚

そして29歳になった今年、市の子宮頸癌検診のついでにエコー検査をしてもらうことに。

そこで、約7cmの嚢腫が左卵巣に発生していることが判明しました。

卵巣嚢腫は5cm以上になると捻転したり破裂したりする可能性があることから手術を勧められ、大学病院を紹介されました。

捻転・破裂が起こるとかなり痛い上に緊急手術になってしまうらしく、今までそんな爆弾を抱えて生きていたのかと震えあがりました。

卵巣嚢腫があることで生理痛がひどくなってしまうこともあるようのなのですが、

私の場合は、

  • 2日目〜3日目に生理痛があり、たまに鎮痛剤を飲む程度

といった感じで、あまり自覚症状はありませんでした。

そういえば経血量は年々多くなっていた気がする・・・と、診断を受けて初めて思い当たりました。

 

チョコレート嚢胞の疑いがあると告げられる

大学病院では、内診の他に

  • MRI
  • 血液検査
  • 尿検査

を行いました。

その結果、卵巣嚢腫の中でも子宮内膜症が原因となって起こる「チョコレート嚢胞」の疑いがあると告げられました。

卵巣嚢腫の中でもチョコレート嚢胞はちょっと厄介で、臓器のあちこちに子宮内膜ができてしまう「子宮内膜症」が原因となっているので、術後もホルモン療法などの治療が必要になります。

手術の他に、注射によって生理を止めて経過観察をする方法も勧められましたが、いつ破裂するかわからないのが怖く、できるだけ早く取ってもらうことにしました。

私の場合は、傷が最小限で済み、術後の治りも早いという腹腔鏡手術を行い、嚢腫だけを取り除いて卵巣は温存することにしました。

手術をするメリットとしては、

  • 悪性腫瘍かどうかがわかる(卵巣嚢腫は良性のことが多いようですが、悪性の可能性もなきにしもあらず)
  • 卵巣嚢腫が不妊の原因になっている場合、妊娠可能性が上がる
  • 破裂や捻転の心配がなくなる
  • 生理痛が軽減する可能性がある

デメリットとしては、

  • 手術の際に卵巣を傷つけるので、卵巣の能力がやや落ちる(妊娠しにくくなる可能性)

と説明されました。

私たちはまだ子供について考えていなかったのですが、どちらの選択をしても不妊の原因にはなってしまいそうなので、思い切って取ってもらうことにしました。

また、自分で調べているうちに、

手術によって卵巣の能力が落ちることにより、若いうちから更年期障害に苦しめられる原因にもなりうることを知りました。

手術に後悔はありませんが、もう少し慎重に決めても良かったかな・・・と思います。

入院前検査にはPCR検査も

入院前には

  • CT
  • 肺機能検査
  • レントゲン撮影
  • PCR検査

を行いました。

噂のPCR検査は細長い綿棒を鼻の奥に突っ込まれてグリグリされるもので、インフルエンザ検査と同じようなものでした。

めちゃくちゃ念入りにグリグリされて、検査後もしばらく痛かったです。

幸いPCR検査は陰性で、無事に入院となりました。

術後の経過

デイルームにて

手術前日から入院しました。

入院初日はとにかく暇で、デイルームでずっと本を読んでいました。

手術当日

この日は1日絶食です。

私の病院では、体験談でよく見た手術前の

  • 浣腸
  • おへその掃除
  • 剃毛

がなかったので身体的&精神的に楽でした。

手術室の中で目が覚め、医者から滞りなく終わったことを聞きました。

9:00にスタートして、終わったのは13:20ごろ。4時間ちょっとの手術だったようです。

この時、取ったチョコレート嚢胞を見せてもらったのですが、眼鏡がなくてよく見えませんでした。

手術室を出たところで旦那さんと会い、2〜3言交わしましたが、コロナ感染拡大防止のため病室まで来てもらうことはできません。

身体の状態としては

  • ひどい生理痛のような下腹部の痛み
  • 動いたり、寝返りをうつときに痛みが強くなる
  • 麻酔の影響か、ややハイな感じ

といった具合でした。

もちろん痛みはありましたが、想像していたよりも軽く、ホッとしました。

身体には、点滴・痛みどめ・尿道カテーテル・エコノミー症候群を防ぐためのフットポンプが付けられています。

寝返りは息を吐きながらゆっくり行うことで痛みが軽減することを発見。

同じ姿勢でいると身体が痛くなりそうだったので、ゴロンゴロンと寝返りをうつようにしました。

このボタンを押すと痛み止めが多めに流れる仕組み。寝返りを打つ前に押していました

術後1日目

自動ベッドでゆっくり上半身を起こしてもらうと、肩がとても痛い!

腹腔鏡下手術はガスをお腹に入れて行うため、術後は体にガスが溜まった状態なのだそう。

ガスは自然と体の上部に上がっていくので、肩が痛くなるのだと教えてもらいました(本当だろうか・・・)。

幸い、痛みを強く感じるのは寝た状態から起き上がった時で、動いているうちに軽減されていきます。

術後初めての食事

1日目の朝食から常食でした。あまり食欲はなかったのですが、「なんでも口から栄養を取らにゃいかん」という義理の祖母の言葉を思い出して完食。

食後は看護師さんと一緒に歩けることを確認し、尿道カテーテルを抜いてもらいます。

歩くと痛みはあったのですが、腸の癒着を防ぐために、婦人科フロアを何度も往復しました。

夕方には点滴も外れ、一気に身軽に。

術後2日目〜5日目

術後2日目からシャワーが解禁となり、これを楽しみに日々を送るようになりました。

お腹の痛みはあるものの動けないほどではなく、デイルームで読書したり、売店でパンを買ったりして、なるべく病室以外で過ごしました。

術後、お通じの有無をよく聞かれたため、苦手な牛乳を飲んでみたところ、退院まで腹痛に苦しめられることとなりました・・・

日に日によくなっていくのがわかり、早く退院したくて仕方なかったです。

術後6日目〜10日目(退院後)

退院後数日は、

  • 長い距離を歩くと横隔膜が痛くなる
  • 生理のような出血
  • 食後、お腹がとても痛くなる

という症状に苦しめられました。

出血と腹痛は手術によるもので、だんだんと軽減されていきました。

入院中、自分ではすっかりよくなったと思っていましたが、健康な人々の中ではかなり動きがゆっくりです。

痛みは少なくなっているものの、体力が低下しているためすぐに疲れてしまいます。

仕事がある人は退院後も無理をせず、1週間くらい休んだ方が良いのではないかと思います。

術後11日(再診)

術後11日目に再診のため病院へ。

経過は問題なし。嚢胞も悪性ではなかったようでホッとしました。

ダグラス窩という部分に水が溜まっているらしく、その様子を引き続き観察し、問題がなければ術後の診察は終了となります。

今後の治療方針

チョコレート嚢胞は再発しやすいため、術後の治療が肝心となります。

私の場合は、ひとまず定期的な検診で経過を観察し、内膜症が発症するようであればピルやディナジェストなどを使った薬物療法を行う予定です。

妊娠を希望する場合は、術後早いうちが良いということなので、そちらも視野に入れて今後のことを考えているところです。

5泊6日の入院時の持ち物

猫の写真は癒しでした

私が入院した2020年8月は、コロナの感染拡大防止のため、家族であっても面会は禁止となっていました。

後から必要なものを持って来てもらうことができないため、着替えなどは少し余裕を持って持って行きました。

後でゴミになってしまうのが嫌なので、買い物は必要最低限に。

病院からは以下のものを持ってくるように指定がありました。

  • タオル
  • 寝巻き
  • 洗面用具
  • かかとのある靴
  • ティッシュペーパー
  • ディスポトランクス(手術時に着用。売店で購入)
  • 大人用オムツ(術後に着用。売店で購入)
  • 生理用ナプキン
  • マスク
  • 有線イヤホン
  • 割れにくい素材のコップ

タオルは日数分+1枚を持参。

かかとのある靴は、柔らかくて着脱が楽なモカシンを持って行きました。

有線イヤホンはテレビを見る場合は必要ですが、私は見ないつもりだったので、持っていったのは手持ちのワイヤレスイヤホンのみでした。

テレビを見ない方は不要だと思います。

以下は様々なブログなどを参考に、私が独自に持っていったものです。

  • S字フック
  • トートバッグ(大小一つずつ)
  • ドライヤー
  • 長めの羽織りもの
  • 水筒
  • 日数分のハンカチ
  • リップクリーム
  • 暇つぶし道具(本3冊、iPad、刺繍道具)
  • モバイルバッテリー
  • ワイヤレスイヤホン
  • 飼っている猫の写真(癒し)
  • 手帳とボールペン

入院時、あってよかったもの

実際に入院してみて、個人的に「あって良かった!」と思ったものを紹介してみたいと思います。

S字フック

色々なブログで「これだけはあった方が良い!」と推されていたので、家にあったものを3本ほど持参。

使用頻度の高いものを引っ掛けておくのに確かに便利でした。

「こりゃ便利〜下調べしておいてよかった〜」と悦に入っていたところ、

ロッカールームの中にS字フックが備え付けられており、自由に使えるようになっているのを発見・・・。

病院によってはない場合もあるので、手持ちのものがあれば持っていくべきだと思います。

ドライヤー

念の為持参したものですが、シャワー浴の後に大活躍でした。

ナースステーションで貸してくれますが、いちいち借りるのが嫌だった(コミュ障)ので持って行って正解でした。

風呂敷・スカーフ

着替え類は風呂敷やスカーフに包んで行きました。

大部屋だったので、荷解きや荷造りの時にガサガサ音がしないのがとても良かったです。

また、端を結んで小さなバッグのようにしてS字フックに引っ掛けておけば、必要なものを入れるのに便利でした。

大小トートバッグ

大きめ(A3くらい)のトートバッグと、ランチトートくらいの小さなものを持って行きました。

大きめのものは入浴や診察の際に、ランチトートは貴重品を持って散歩したりする時に便利でした。

長めの羽織りもの

基本的にパジャマで過ごしていたので、そのまま売店に行ったり病院内をうろついたりするのに抵抗がありました。

こんな時、持参していた丈長め&薄手の羽織りものが活躍。パジャマ感が多少誤魔化せて良かったです。

 

入院時あったらよかったもの

基本的には上に紹介したグッズでなんとか6日間を過ごすことができましたが、「持っていけば良かった」と少し後悔しているものについてもご紹介します。

もっとたくさんの読みやすい本(暇つぶし道具)

人によりますが、私の場合、本当に何もできないのは手術当日くらいでした。

あとはひたすら暇な時間との戦いなので、暇つぶし道具は多いほど良いと思います。

私は本を3冊(読みやすいもの、やや読みやすいもの、難しいもの)を持って行きましたが、術後は思考力が弱まっているのか(あるいはもともとの資質のせいか)小難しい本は全然読めませんでした。

エッセイのような読みやすい本をもっとたくさん持っていけば良かったです。

 

少し厚手の羽織りもの

病院内は空調がきいていて、時に寒いくらいです。

特に夜眠る時に寒さを感じることが多かったので、パーカーなどそのまま眠れるような厚手の羽織りものを持っていけば良かったなと思いました。

 

入院時なくてよかったもの

入院するにあたって、色々なブログや体験談を参考にさせてもらいました。

「絶対にあった方が良い」と言われているものでも、個人的には不要だったかな、と思うものを書いてみたいと思います。

もちろん術後の経過や手術の内容にもよるので、一概に不要とは言えませんが・・・こういう場合もあるよ、ということで。

大きめパンツ

術後はおへそまで隠れる妊婦用のパンツやおばちゃんパンツが良い!という意見が多いですが、私は手持ちのパンツで十分でした。

ゴムの部分が傷跡に当たらなければ痛みはないと思います。

当たったとしても、腹腔鏡下手術の場合は傷跡が小さいので、少しずらしておけば大丈夫。

ただ、ゴロゴロして過ごすことが多いため、あまりにぴっちりしているものは不快だと思います。

前開きのパジャマ

寝巻きは前開きのパジャマ2枚(一つはワンピースタイプ)、Tシャツ2枚、ハーフパンツ1枚を持って行きました。

が、前開きのパジャマはわざわざ持っていかず、Tシャツハーフパンツで過ごしても良かったかもしれません。

前開きのパジャマは

  • 傷跡が見せやすい
  • 看護師さんにとって着替えの介助がしやすい

という利点がありますが、

傷跡はTシャツをぺろっとめくりあげれば確認できますし、

Tシャツでも必要なときには介助してくれるので、持っていない場合は無理に買ったりする必要はないと思います。

曲がるストロー、ストローマグ、ストローキャップ

寝た体制で水を飲むのに必須・・・と言われていますが、術後の絶対安静期間は絶食&絶飲なので、寝ながら水を飲む機会がありませんでした。

モバイルバッテリー

ベッドまで充電ケーブルが届かなかったら・・・という恐怖心から持って行きましたが、枕元にコンセントがあったので不要でした。

ブラトップ

少なくとも婦人科の入院フロア内では、ノーブラは誰も気にしていません。体の快適さが大事。

ゼロウェイスト的に入院時あってよかったもの

番外編ですが、なるべくゴミを減らす「ゼロウェイスト」を目指しているので、この観点から持って行って良かったものを・・・

とはいえ病院内なので、衛生面からもあまり気にしすぎず過ごすようにしました。

水筒

いつも持ち歩いている大きめの水筒を持って行きました。

デイルームに給水機があったので、1日のはじめに水を入れておき、コップに移して飲んでいました。

缶ジュースやペットボトルの自販機もありましたが、一つも買わずに済みました。

日数分のハンカチ

ちょっと口や手を拭ったりするのに活躍しました。

ハンカチがあったおかげで箱ティッシュは1枚も使わずに済みました。

(旦那さんに話したところ、「その報告キモいね(ティッシュ使わないでドヤッてるところが)」と言われましたので、皆さんは普通にティッシュ使ってください)

 

定期検診を受けよう

最後に、この大変な時期に手術を行ってくださった先生方や看護師さんにはとても感謝しています。

月並みな表現ですが、何をするにしても身体が第一の資本であって、健康を当たり前と思わずに大事にメンテナンスをしていかないといけないなと改めて実感しました。

私もそうでしたが、婦人科系の病気は自覚症状が弱く発見が遅れることが多いようです。

女性の皆さまには特に、定期的な検診をおすすめしたいです。

2 Comments

  1. はじめまして!ゼロウェイスト に興味があって普段からGruntyさんのブログを閲覧しています^^
    手術、大変でしたね。。。ブログ更新最近無いなと少し気になっていたのですがまさか入院していらっしゃったとは。。。是非安静に無理なさらぬよう、お大事にしてください💦
    私ごとですが、ここ2週間不正出血が続いていて面倒くさいから病院行かなくていいやと思っていましたが、この記事を読んだ後すぐに産婦人科受診をネットで予約しました。卵巣嚢腫でなくても、異常がある時はすぐ診察してもらわないと怖いですよね
    注意喚起ありがたいです!
    これからもGruntyさんのブログ楽しみにしております^^

  2. SAMESAKIさん初めまして。
    コメントありがとうございます。
    ブログを読んでくださっているとのこと、とても嬉しいです!
    日に日に体力も戻ってきているので、少しずつ更新ペースを戻していきたいと思っています。

    婦人科の予約をされたのですね!素晴らしいです👏
    私も軽い気持ちで診てもらったら発覚したので、婦人科は定期検診が特に大切だなあ・・・と改めて思っているところです。
    もちろん何もないのが一番ですが、お大事になさってくださいね。

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