ゴミをなるべく減らすゼロウェイスト(ごみゼロ)な生活を目指しているgruntyです。
今回は我が家(築50年の戸建賃貸)のキッチンでの、ゴミを減らすための工夫をご紹介します。
工夫といっても、コンポスト以外は割と簡単なものばかりです。
キッチン全景
キッチンの全景はこのような感じ。
出窓が広かったので、以前DIYしたキッチン用の棚を、食器棚や調味料棚にリメイクしました。
余ったディアウォールを活用したので、穴を開けることなく作ることができました。
生ゴミはコンポストへ
このブログで鬼推ししているコンポスト(生ゴミを土に返すもの)。
導入のハードルはやや高いかもしれませんが、これがあるだけで劇的にゴミを減らすことができます。
野菜の皮などの生ゴミを赤いバケツに溜めておき、冬場の今は4〜5日に1回コンポストします。
三角コーナーや生ゴミ用ネットも不要。
我が家で使っているコンポストでは、玉ねぎの皮と生卵の殻の分解ができないので、それらは真ん中のクッキー缶に入れておいて、燃えるゴミの日に出します。
右側のペットボトルは、コンポストに混ぜる水を溜めるもの。
皿洗いの時に、お湯になるまでの冷たい水を溜めておいて活用します。
食器洗いは石鹸を使用
液体洗剤はボトルの大きなゴミが出ます(詰め替え用すら大きなプラスチック容器に入っていたり)。
そこで、液体洗剤の代わりに石鹸を使用。
現在のオススメはねば塾の「白雪の詩」です。
大容量かつシンプルな原材料、汚れ落ちもよく、そしてお安い。
石鹸に切り替えたことで手荒れもしにくくなりました。
私は体を洗うのにもこの石鹸を使っています。
食器洗い用のスポンジは、スチールタワシ(鉄製フライパン用)と、コンポスト可能なセルローススポンジを使っています。
プラスチックゴミは洗って水気を切って分別
シンクの上に小さなピンチハンガーをかけています。(ニトリで購入)
食品パッケージのプラスチックゴミは汚れていることが多いので、洗ってピンチに挟んで乾かしてからゴミ箱に入れます。
ビニールラップの代わりに洗って繰り返し使える蜜蝋ラップもここで乾かすことができるので、あると便利。
調味料を手作りする
可能な範囲で調味料を手作りすることで、プラスチックボトルや個包装のパッケージなどの余分なゴミを減らすことができます。
簡単な作り方と共にご紹介します。
いつでも使える、ズボラ仕様簡単自家製だし汁の作り方
ご家庭によっては当たり前のことかもしれませんが、私には「昆布や鰹節から出汁をとる」という食文化がありませんでした。
愛用していたのは粉末だし。
しかし、粉末だしは少量ずつの個包装(スティックなど)になっていることが多く、ゴミが増えるのが気がかりでした。
でも出汁が必要な場面で手軽に使える粉末だしが使えないのは痛い・・・
というわけで、だし汁を一度に作ってストックしておくことにしました。
味噌汁にも、後述するめんつゆにも、とろろご飯の出汁にも使えて非常に便利です。
作り方は簡単。
- 昆布1枚、鰹節ひとつかみを耐熱ガラス製ピッチャーの中に入れる
- お湯を注ぐ
- 冷めたら冷蔵庫で保管
少なくとも3日以内には使い切るようにしています。
昆布や鰹節はお徳用の大容量のものをスーパーで購入。
ピッチャーの中に余った昆布と鰹節はコンポストに入れるなり、醤油とゴマで炒めてふりかけにするなり、ご自由に。
動物性食材を避けている人は、鰹節を干ししいたけで代用しても良いと思います。
自家製めんつゆの作り方
あると便利なめんつゆも、先のだし汁があれば家庭で簡単に作ることができます。
- だし汁に醤油、みりんを加えて、鍋で煮立たせる
これだけ。
手頃な空き瓶に入れて保存します。漏斗があると便利です。
我々は辛めが好きなので入れませんが、好みによって酒や砂糖を加えても美味しくなると思います。
濃さも甘さもお好みで。
冷蔵庫で保管して、少なくとも1か月以内には使い切るようにします。
自家製マヨネーズの作り方
パートナーがマヨネーズをあまり好きではないので、ほとんど買うことがありません。
ただ、私はたまにマヨネーズの味が恋しくなることも。
そんな時は手作りします。ブレンダーやハンドミキサーなどの文明の利器があれば、すぐに作ることができます。
- 卵1個、お酢大さじ2、塩小さじ2/3をボウルに入れ、ブレンダーかハンドミキサーでよくかき混ぜる。
- 混ぜ続けながら、植物性オイル180ml〜220mlを少しずつ加える。
- マヨネーズらしい固さになったら出来上がり。
ブレンダーやハンドミキサーがなければミキサーでもOK。
時間はかかると思いますが、泡立て器でもできると思います。
出来上がったマヨネーズは冷蔵庫で保管し、(保存期限には諸説ありますが)私は5日以内には食べきるようにしています。
長持ちするキッチン用品を選ぶ
テフロン加工のフライパンがダメになってしまったので、鉄製のフライパンに切り替えました。
テフロン加工のフライパンは徐々にコーティングが剥がれてくることによって、食材がくっつきやすくなっていきます。
2〜3年で使い物にならなくなってしまうことが多く、短いスパンでの使い捨てが避けられません。
一方、鉄製のフライパンは適切な手入れをすれば、どんどん食材がくっつきにくく、使いやすくなっていきます。
鉄製のフライパンを購入して3ヶ月程度ですが、食材の離れがだんだん良くなっているように感じます。
テフロン加工のフライパンに比べるとやや重いですが、火の通りが早く使いやすいのでオススメです。
お手入れ方法は意外とシンプル。
- 使い終わったら、スチールタワシと水を使って汚れを落とす。洗剤は使わない。
- 濡れた状態で火にかけ、水気を飛ばす。
- 植物性オイルを少し垂らし、キッチンペーパーなどでまんべんなく伸ばす(私はウエスや古布を使います)
以上。
コーティングが剥がれるため強く洗うことができないテフロンと違って、タワシでガシガシと擦ることができるので、むしろ洗い物は楽になります。
万が一錆びてしまっても、基本的に擦れば落ちるので、あまり神経質になる必要はありません。
醤油や酒は一升瓶で買う
醤油や酒など調味料は一升瓶(1.8L)で売られていることがあります。
一升瓶はリターナブルなので、買ったお店に返還して再利用してもらえることが多いです。
もちろん、瓶自体がリサイクルしやすい素材なので、自治体のリサイクルに出してもOK。
我が家は使用頻度の高い醤油は一升瓶で買うようにしています。
東京都あきる野のキッコーゴ近藤醸造の「丸大豆醤油」は、リーズナブルで美味しいのでオススメです。
ゴミを減らすためにキッチンでできることは多い
ゼロウェイストなキッチンのための工夫についてお伝えしました。
他にも細かいところでは
- 排水口のゴミ取りネットは使わず、ステンレス製のゴミ受けを設置する
- 食材を温め直す時はシリコンラップを使ったり、お皿を重ねてラップの代わりにする
- ジップロックは使わず、ガラス容器やシリコン製容器を使う
など。
「使い捨てを減らす」という観点から考えてみると、キッチンでできることはこの他にもたくさんあるのではないかなと思います。
キッチンの消耗品が減ると、「あれ買うの忘れた!」と慌てることも減りますし、スペースにも余裕ができます。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
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