結婚式をするにあたって、節約のため・オリジナリティを出すために多くのアイテムをDIYしました。
今回は結婚式のためにDIYしたものと、それらの作り方を紹介してみようと思います。
ボリュームのある記事になってしまったので、下の目次を活用しつつ、ゆっくり読んでいただけると嬉しいです。
結婚式でDIYしたものリスト
- ウェルカムボード
- リングピロー
- 結婚証明書
- しおり風席札
- 席次表(兼プロフィールブック)
- お礼・お車代用の封筒
- キャンドル
- マクラメ
- ヘッドドレス(髪飾り)
- LINE Bot
結婚式DIYはいつから始めた?
式場が決定したのが2.5ヶ月前だったので、ほぼ同時にDIYをスタートさせました。
基本的には自分の判断で好き放題に企画し、ペーパーのカットやキャンドル作りなど労力がいる作業は新郎にも手伝ってもらいました。
DIYで役に立ったお店
材料集めとして色々なお店に足を運んでみましたが、だいたい以下のお店で材料を揃えることができました。
ダイソー
キャンドル、マクラメの材料、カーボン用紙、ヘッドドレス用のフェルト・・・等を調達するのに役立ちました。
フォトフレームやフラワーシャワー用の造花なども売っているので、節約派はぜひフル活用したいお店です。
ソストレーネグレーネ
リーズナブルな北欧雑貨のお店。
デザイン性も高く、そのまま使えそうな雑貨がたくさん!
こちらではキャンドルの材料、ウェルカムボードのキャンバスなどを調達しました。
ユザワヤ
リングピローの土台を購入するのに利用。
小さめの木材が多くそろっていました。気軽に立ち寄れる分、ホームセンターよりも利用しやすいかもしれません。
造花も質が高いものがたくさんありました。
Creema
ハンドメイドの雑貨を買うことができるアプリ。
中にはかわいいハンドメイドの材料を売っているお店もあり、ヘッドドレス用のアップリケを購入しました。
そのほか、イヤリングなどのアクセサリー類もリーズナブルでかわいいものが揃っています!
DIYで役に立ったツール
DIYで作るもののイメージづくりから実際の作業まで、私にとって以下のツールは必須でした。
Googleスライド
何はともあれこのツールがなければ始まりませんでした。
Macユーザーなのでパワーポイントの代用品として使いましたが、本当にもうこれで十分。
Googleアカウントさえあれば誰でも利用できるので、新郎と共同で作業を進める場合にも便利!(ほぼワンマンでしたが)
さらにスマホアプリをインストールすればスマホでも編集が可能!
ぜひ多くの人に活用してほしいツールです。
情報収集用アプリ。インスタってほとんど使ったことがありませんでしたが、ハッシュタグで検索できるのでかなり便利ですね・・・!
アイテムのイメージを膨らませたり、素敵なDIYをしている卒花の方に直接コンタクトをとったりできるのがとてもよかったです。
こちらも情報収集用アプリ。
英語で検索すると海外の画像が多くヒットするので、日本でスタンダードな「チャペル!結婚式!披露宴!」という固定概念にとらわれないイメージづくりができました。
ARCH DAYS
結婚式アイテムのDIY方法が多く掲載されているサイト。テンプレートも豊富です。
全体的にシンプルかつスタイリッシュな結婚式を推しているので、DIY以外の装飾系コラム記事も参考になりました。
結婚式DIYアイテムの作り方
ここから実際に作ったアイテムを紹介しつつ、必要なもの・作り方・費用をざっくりと書いていきたいと思います。
ウェルカムスペース/ウェルカムボード
※一応名前部分にモザイク入れてます。
ウェルカムボードに写真は使いたくなかった&シンプルにしたかったので、白いキャンバスに黒のマジックでレタリングすることにしました。
大枠の作り方はARCH DAYSのこちらの記事を参考にしました。
必要なもの
- キャンバス(90*50)(ソストレーネグレーネ)
- カーボン紙(ダイソー)
- 黒マジック
- パソコン
- プリンター
作り方
①だいたいのデザインイメージを決める
Pinterestなどで画像を集めつつ、イメージを固めます。
私の場合は、余白を多めに使って
WELCOME TO THE WEDDING OF(小)
名前(大)
日付(小)
の3つのセクションで構成することにしました。
②Googleスライドでセクションごとの文字を打って印刷(1ページ1セクション)
英字フォントに関してはデザイン豊富なので、自分の好みに合わせて作ってみると良いと思います。
③カーボン用紙を重ねて文字をキャンバスに転写する
キャンバス→カーボン用紙(黒い面をキャンバス側に当てる)→印刷した文字 の順で重ね、文字の輪郭を鉛筆やボールペンなどでなぞります。
すると文字が薄くキャンバスに転写されます。
④転写された文字を黒マジックでなぞり、塗りつぶす
アウトラインをなぞった状態。塗りつぶしたら完成です。
費用
全部で¥1,000くらいでした。
そんなに難しくない&シンプルなデザインだと粗が目立たないので、ぜひ大きめのキャンバスで作って見ると良いのではないかと思います。
挙式/猫のリングピロー
新郎のDIY作品です。
猫の背中にリングを乗せるスタイル。
若干不安定ではありますが、かわいくてお気に入り。
必要なもの
- 猫のフィギュア2個(Amazon)
- 木の板(ユザワヤ)
- 水性ニス(セリア)
作り方
①木の土台に水性ニスで着色をする
②猫のフィギュアを接着剤で土台にくっつける
以上。
私たちは猫を飼っているので、猫のフィギュアにしました。
「はしもとみお 猫の彫刻」というガチャガチャの景品です。Amazonでフルコンプセットを購入。
犬を飼っている人は犬、推しキャラのフィギュアなんかでも良いかもしれません。
費用
¥2,840くらい
「はしもとみお 猫の彫刻」フルコンプセットが¥2,680だったため、意外とコストかかってました。
挙式/結婚証明書【20名用テンプレートあり】
記念になにか飾れるようなものがほしいと思い、ゲスト全員に拇印をもらう「結婚証明書」を作ってみることにしました。
必要なもの
- パソコン
- プリンター
- スタンプインク
- Googleアカウント
作り方
①こちらのテンプレートをコピーします。(ゲスト20名用)
開いたら、「ファイル」から「コピーを作成」を選択。
コピーのファイルが編集可能になります。
②ゲスト全員分の名前を入力
③印刷して完成
私たちの場合はゲストが20人と少人数だったためA4サイズで十分でしたが、大人数だとA3サイズに作り直した方が良いかもしれません。
費用
¥110くらい?
ペーパーアイテム/しおり風席札【テンプレートあり】
参列者の友達に読書好きが多かったので、「あわよくば持ち帰って使ってほしい」という欲望をこめてしおり風の席札を作りました。
必要なもの
- パソコン
- プリンター
- 厚手の印刷用紙(プラス インクジェット用紙 厚手マット紙を使いました)
- リボン
- 穴あけパンチ
- カッティングボード
- カッター
- Googleアカウント
作り方
①こちらのテンプレートをコピーします。
開いたら、「ファイル」から「コピーを作成」を選択。
コピーのファイルが編集可能になります。
②ゲストの名前を入力します
③印刷します
④黄色い線に沿ってカッターでカット
⑤穴あけパンチで左端に穴を開けます
⑥リボンを結んで完成!
リボンの端は、キャンドルに点した火で少し炙っておくとほつれなくなります。
費用
私たちはカッターとカッティングボードを持っていなかったので、このために購入。
費用は20名分で¥330くらいでした。
ペーパーアイテム/席次表・プロフィールブック【テンプレートあり】
席次表はA4サイズで4つ折にしました。
Googleスライドでデザインし、厚紙に印刷。
手作業で折り、ネイビーのリボンを接着しました。
内容は、以下のようになっています。
- 表紙
- あいさつ文
- 二人の簡単なプロフィール
- 席次表
- 披露宴の後に行ける会場周辺のお店のリスト
- LINEbotの案内
- 食事メニュー(裏表紙)
必要なもの
- パソコン(Googleスライドを使います)
- プリンター
- 印刷用紙(プラス インクジェット用紙 厚手マット紙を使いました)
- Googleアカウント
作り方
①こちらのサイト(外部サイトです)から、
「巻き4つ折」・「A4サイズ」のパワーポイントデータをダウンロードして、Googleスライドで開く
②デザインを作る。水色の枠の中に文字やイラストを入れていきます。
③完成したら、「表示」→「マスター」を選択。
④マスターの緑の線だけを残し、あとはすべて削除。
⑤「ファイル」→「ダウンロード」→「PDFドキュメント」でダウンロード。
⑥PDFを開いて、緑の線が入らないようにギリギリでトリミング。(編集ソフトは何でも良いです)
⑦拡大縮小100%でA4用紙に両面印刷します。
⑧じゃばらに折って、リボンをかけて完成!
私の場合、ちょっとゆるい雰囲気を出したかったので、イラストやマップは手描きしました。
紙に書いたイラストをスマホアプリのOfficeLensで撮影→トリミング、明るさを調整してパソコンに送信 でイラストを取り込みました。
フリーイラストのサイトを活用するのも良いと思います。
費用
リボンと印刷用紙を合わせて、20枚で¥400くらい(1枚20円)
ペーパーアイテム/封筒【テンプレートあり】
お車代を出すゲストが3人、受付のお礼を渡すゲストが2人いました。
封筒そのままだと味気ないかなと思い、デザインをプリントしてみることにしました。
必要なもの
- パソコン
- プリンター
- 長形4号の封筒
作り方
①こちらのテンプレートを開く
②「ファイル」→「ダウンロード」→「PDFドキュメント」でダウンロード。
(編集したい場合は、開いたら、「ファイル」から「コピーを作成」を選択。
コピーのファイルが編集可能になります)
③プリンターに封筒をセットし、用紙サイズを「長形4号」に設定。
④印刷して完成
イラストはフリー素材を使いました。好きなイラストに変更すると良いと思います。
(私たちの場合、遠方ゲストはほとんど飛行機利用だったので飛行機のイラストにしました)
費用
¥100くらい
会場装飾/キャンドル
私たちの会場は、造花の持ち込みは不可だったのですが、キャンドルやテーブルランナーなどの小物類は持ち込み自由でした。
装花は控えめにしたので、キャンドルを持ち込んで寂しくならないようにしよう!と決意。
しかし、私が装飾用に欲しかった「ネイビーのキャンドル」がどこを探しても売っていない。
というわけで作ることにしました。
必要なもの
- ろうそく
- 紙コップ
- 黒と青のクレヨン
- 割り箸
- ろうそく湯銭用の鍋
作り方
①ろうそくを湯銭用の鍋に入れ、湯銭にかけて溶かす
②ろうそくの芯を取り出しておく
③青と黒のクレヨンを削って入れ、ネイビーに着色
④ろうそくの芯を割り箸などで挟み、2枚重ねにした紙コップの中にろうそくの芯を入れる
⑤着色したろうを紙コップに流し入れる
⑥2~3時間放置し、紙コップを破って完成
ざっくりとした説明なので、「キャンドル 作り方」とかで検索するともっとイメージが沸くかと思います。
思い通りの色を作るのがまあ難しいこと!
結果的に9本ものキャンドルを量産し、もともとキャンドル好きで集めていたこともあって、いつでも百物語ができそうな家に・・・
費用
失敗を繰り返してしまったので、おそらくトータル¥3000くらい。
会場装飾/マクラメ
「装花は控えめにした」と書きましたが、私たちの場合は高砂装花をほとんどつけませんでした。
中央にウエディングブーケを飾るようにし、そのほかはグリーンをテーブルに這わせるのみ。
さすがに少し寂しいかな、でも花を増やすのは(費用的に)嫌だな・・・と考えていたときにこんな画像を見つけました。
テーブルに垂らされているのはロープを「マクラメ編み」にしたタペストリーです。
花が少ないのに寂しくない、しかもオッシャレー
しかし、私は実は以前マクラメ編みに挑戦したことがあり、その難しさを知っていました。
というわけでこのサイトを参考に「巻きつけるだけ」のマクラメを作成。
必要なもの
- 綿ロープ7つ(ダイソー)
- 丸木棒(ダイソー)
作り方
上記のサイトで紹介されている手順に乗っ取って作りました。
画像付きで説明されているので、とてもわかりやすかったです。
費用
¥800くらい
身に着けるもの/ヘッドドレス(髪飾り)
私はショートヘアなのですが、「ショートヘアに大きなヘッドドレス」という組み合わせをやりたいなと思っていました。
しかし、ブライダル用のヘッドドレスは高い!
大きいサイズになるとさらに高い!
値段に見合う美しさ、繊細さなどはあると思うのですが、たった1度の使用で1万も2万も使うのは気が引ける・・・
なのでこれも作ることにしました。
必要なもの
- ビジューなどがついたきれいなアップリケ(Creema)
- 白いフェルト生地(ダイソー)
- ぱっちん留め(ダイソー)
- 針と糸
作り方
①アップリケのサイズに合わせてフェルト生地をカット
②フェルト生地にぱっちん留めを縫い付ける
③フェルト生地とアップリケを針と糸を使って縫い合わせる
近くで見たり裏返すと手作り感ハンパないんですが、憧れの大きめヘッドドレスを身につけられて満足です。
費用
¥1200くらい
余興?/LINE Bot【テンプレートあり】
ちょうどプログラミングを勉強し始めたタイミングだったので、プログラミングを使って何か面白いことができないかなと考えました。
思いついたのが「フォトシュシュ」の自作バージョン。
しかし、初心者なのであまり高度なことはできない&新郎の「それって面白いの?」という厳しい一言があり、これは断念することに。
撮ってもらった写真を集約してみんなに共有したいなという思いはあったので、
・LINEに写真を投稿すると自動的にGoogleドライブに保存してくれる
・新郎新婦に関する質問を入力すると、回答してくれる
こんなLINE Botを作ってみようと思いました。
必要なもの
- パソコン
- あきらめない強い気持ち
作り方
これについては長くなってしまうので、別記事にまとめます。
費用
¥0
DIYする上でのこだわり
DIYする上では、自分の中ではこのようなこだわりを持って作りました。
デザインはシンプルに
基本的にデザインセンスが低いので、ペーパーアイテム等は難易度の高い派手なデザインにはしないことにしました。
「余白多めにとって文字小さめにすればオシャレ感が出る」という安直な発想のもと製作を進めました。
さし色はネイビーで統一
会場装飾はネイビーをポイントで使いたかったので、色を使う場合はネイビーで統一しました。
迷ったら節約を優先する
手作りをすることで思い入れも大きくなってきて、材料にお金をかけたくなってしまうのですが、そんなときはこだわりよりも「節約」を優先しました。
(そのほうが捨てられたときの心理的ダメージが少ないし。現実的に考えて、席札とか席次表は大部分のゲストが後日捨てるだろうし・・・)
DIYアイテムでオリジナリティあふれる結婚式を
節約節約書いていますが、コストをかけずに思い通りのデザインにできるので、結婚式DIYは本当に良いものですよ。
新郎新婦のオリジナリティが発揮できる部分でもあると思います。
時間に余裕がある方、お金を節約したい方、既製品では満足できない方はぜひ手作りしてみましょう!