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アースデイ東京2021(代々木公園)に行ってみた&今後の関連イベントまとめ

アースデイ東京2021の入り口の画像

毎年4月22日は「アースデイ」。(地球の日)

この日の前後に合わせて、世界ではエコに関するさまざまなイベントが行われています。

日本でも、今年は代々木公園でアースデイ東京のイベントが開催されました(4月17/18日)。

私も短時間ですが18日のイベントに行ってみたので、アースデイ東京2021の様子をレポートします。

このほかにもさまざまな企画が用意されているので、これから参加できるものを最後に簡単にまとめています。

アースデイとは

そもそもアースデイとは一体何なのでしょうか。

始まりは「沈黙の春」の出版やベトナム反戦運動などを経て、環境問題への関心が高まっていた1970年のアメリカ。

当時のアメリカのG・ネルソン上院議員が、「『地球の日』が必要だ」と発言したことがきっかけです。

これに呼応したのがスタンフォード大学に通うひとりの学生、デニス・ヘイズ。

デニスは「『母の日』や『父の日』があるのに『地球の日』がないなんておかしい」と、4月22日水曜という平日の“なんでもない日”を「地球の日(アースデイ)」としようと呼びかけました。

このデニスの呼びかけはクチコミで広まり、 当時、全米で約2000万人がアースデイのアクションに参加したと言われます。

さらに、これがきっかけとなって、アメリカでは環境省がつくられ、環境に関する法律も次々と制定。

1970年にアメリカで始まったアースデイのアクションは、いまでは世界各地に広がりました。

というわけで、日本でも4月22日に合わせて環境問題について考えるイベントが長年実施されています。

日本の銀座で歩行者天国が始まったのも、アースデイで自動車をボイコットしたことがきっかけだったそう。

ある人は自然を感じるために山に登ったり、ある人は自転車に乗って自動車をボイコットしたりと、「それぞれが出来ることをする」という、自由で多様なスタイルもアースデイの特徴だそうです。

参照元:アースデイ東京について

アースデイ東京2021の様子

アースデイ東京2021の入り口の画像

そんな背景をもつエコイベント・アースデイ東京2021。

検温とアルコール消毒後、会場に入るとたくさんのショップが並んでいました。

といってもコロナの影響で、規模は例年の半分以下に縮小されているのだとか。

今年はウェルビーイングな暮らしを提案する「マーケット」にフォーカスした出店だそうです。

フェアトレード品やハンドメイド、オーガニック品など、あたたかみのある商品が並んでいます。

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チチカカのブースでは、市場落ちの商品をお安く販売していました。

蜜蝋ラップやマイカップ、量り売りの洗剤などを販売するブースも。

会場ではエネルギー利用するために天ぷら油などの廃油の回収も行われていました。

アースデイ東京2021の廃油回収ステーション

お店の人と話しながらお買い物をしている参加者の姿が多く、印象的でした。

モノの背景を知ることができるのが、こういった場での対面販売の良さですね。

買ったものに一層愛着が湧きそうです。

飲食ブースにはヴィーガン料理のほか、鹿肉など珍しい食材もありました。

アースデイ東京2021の飲食ブース

森の保全のために、害獣として駆除されている野生鹿。ただ駆除するのではなく無駄なく活用しようというコンセプトのようです。

イベント会場で食事は摂らなかったのですが、天気が良かったのでレモネード(500円)をいただいてみることにしました。

せっかくアースデイなので、持参したマイカップに入れてもらいました。

マイカップに入れてもらったレモネード

こちらのお店のソーダ水は、我が家でも使っているソーダストリームのものでした。ペットボトルごみが出なくて良いですね!

青空の下、マイカップで飲むレモネードは最高です。

アースデイ東京2021に行ってみた感想

アースデイは地球環境や気候変動に特化しているわけではなく、人権問題や世界平和、動物愛護といった「地球上の倫理的問題」すべてを対象にしているのかな、といった印象でした。

もちろんそれはとても重要なことで、このイベントに行ったことで啓蒙されたこともたくさんありました。

個人的には環境問題に特化したイベントだと考えていたので、エコに関するディスカッションや出店が思ったより少なかったことに、ちょっと肩透かしを喰らってしまった感はあります。

飲食物をプラスチック容器で提供していたブースが多かったのも少し残念でした(リユース食器などがあると良かったです。コロナ禍で難しかったのかもしれませんが・・・)。

ただ、見渡してみればマイボトルを持参している人もいましたし、レモネードを買った店員さんもマイボトルへの提供に快く応じてくれました。

この空気感はアースデイのイベントならではだな、と感じました(いつも店員さんにちょっと戸惑われる)。

新緑の中のマルシェは楽しく、野外コンサートの生演奏も相まって、とても雰囲気は良かったです。

オンライン配信ではディスカッションやプレゼンテーションも行われていたようなので、もし環境問題に対して理解を深めたいのであれば、お家で配信をのんびり観るだけでも良いかもしれません。

2日間のオンライン配信はYouTubeで観ることができます。

 

ラブ&ピースな雰囲気の良いイベントで楽しめました。また来年も開催されたら行きたいです。

まだ参加できるアースデイのイベント

代々木公園でのイベントは終わってしまいましたが、オンライン・オフラインともにまたまだ参加できる催しもあります。

ここではアースデイ東京に特化してご紹介しますが、日本全国でもさまざまな取り組みがなされているので、お住まいの地域のアースデイ情報もぜひチェックしてみてください。

4月22日はキャンドルナイトを

画像:アースデイ公式サイトより

アースデイの本番(?)である4月22日は、「アースデイキャンドルナイト でんきを消して、地球のことを考えよう。話し合おう。」が開催されます。

開催といっても、参加場所はそれぞれの家。

アースデイの夜に電気を消して、キャンドルに火を灯して過ごすだけ。

このアースデイキャンドルナイトの呼びかけ賛同者として登録すると、同日配信予定の映画「気候戦士クライメートウォーリアーズ」のZoom鑑賞権がもらえるようです(登録は有料、1200円)。

あるいはグリーンピース・ジャパンでも、22日にはドキュメンタリー映画「グリーン・ライ〜エコの嘘〜」のオンラインチケットを販売しています(1200円)。

映画を観ながらのんびりキャンドルナイトも良いかもしれませんね。

私の家には結婚式で作ったキャンドルがたくさん余っているので、静かにキャンドルナイトしてみようと思っています。

4月24・25日はサステナブルファッションウィーク

画像:アースデイ公式サイトより

アースデイに関連して、渋谷宮下公園では4月24・25日に「サステナブルファッションウィーク2020+1」が開催されます。

こちらはバングラデシュにある縫製工場が入った商業ビル「ラナ・プラザ」が崩落し、 死者1134人、 負傷者2500人以上を出す惨事が起きた4月24日に毎年実施されています。

ヴィーガン関連やオーガニックコスメのブースの出典のほか、トークセッションもあるようです。

オンラインでも配信されるようなので、ぜひ観てみたいですね。

24日15:00からは原宿ファッションストリートでの参加無料のプロギング(ゴミ拾いしながらジョギング)も予定されています。

オンラインで学びを深める

リアルなイベント以外でも、今年のアースデイはオンライン配信がかなり充実しています。

4月24日まで、興味深いトークセッションやプレゼンテーションが毎日配信されますよ。

気候変動や環境問題に関するオンライン配信だと、以下のようなものがあります。

そのほかのプログラムについては、公式サイトをご覧ください。

エコについて話すきっかけに

アースデイの一連のイベントは、エコに関心が高い人々と繋がったり、身近な人と環境問題について語り合ったり・・・といったきっかけになりうるのではないかなと感じました。

私もリアルではパートナー以外とはエコについて話さないタイプです。

正直、万人が興味を持つトピックではないのかなと思ってしまい・・・

でも本当は、アースデイの始まりがそうであったように、身近な人にこそ発信していくことで広まっていくものですよね。

アースデイをきっかけに、少しずつ周りの人とも気候変動や環境問題について語り合っていけたらいいなと思います。

 

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