ゼロウェイスト

【エコ】布おむつ育児で準備するもの、使い方と洗い方、メリットとデメリット

なるべくゴミを減らすゼロウェイスト (ごみゼロ)な生活を目指しています。

去年、妊娠が発覚し、初の出産準備を進めているところです。

ゼロウェイストを目指す者としては、ぜひとも繰り返し使える「布おむつ」を試してみたい!

ただ、布おむつどころか使い捨ておむつの知識すら皆無でしたので、本やインターネットで調べてみました。

  • どうやって使うの?
  • どうやって洗うの?
  • 何を準備すればいいの?

といった疑問に対する答えをまとめてみたいと思います。

布おむつに興味のある方の参考になれば嬉しいです。

布おむつの使い方

まずは布おむつの使い方を簡単にご紹介します。

基本的には、

  1. おむつカバーを広げる
  2. 布おむつをおむつカバーの上にのせる
  3. おむつカバーで赤ちゃんを包む

という流れ。

布おむつカバーを広げた状態

 

カバーの上に布おむつを載せます(今回はハンカチで代用)

 

カバーで固定して完成

 

布おむつがライナーのような役割をし、おむつカバーで固定するといったイメージですね。

大抵の場合、汚れるのは布おむつ部分のみなので、カバーはそのままで布おむつだけを交換します。

カバーが汚れていたらカバーも交換です。

布おむつの洗い方

使い捨ておむつは、汚れたらゴミ箱に入れて新しいおむつを履かせるだけ。

布おむつは、汚れた布を洗って繰り返し使います。

「こうしなければダメ!」という洗い方は存在しませんが、調べたところ

  1. バケツの中に重曹(またはセスキ炭酸ソーダ、粉石鹸)を溶かした水を入れておく
  2. 使用済み布おむつをバケツで浸けおき
  3. 浸けおき後、洗濯機で洗濯して天日干し

という方法を取っている方が多いようです。

浸けおきはせずに軽く洗うだけの方もいますし、もちろん乾燥機を使用してもOKです。

ウンチがついた時の洗い方

ウンチなど固形物が着いてしまった時には、

  • ウンチ用バケツの中でこすり洗い→汚れた水をトイレに流す
  • トイレの水を流しながら、トイレの中で洗う
  • ヘラなどで固形物をトイレに削ぎ落とす
  • シャワーの水圧で洗い流す

といった予洗いをしてから、浸け置き→洗濯します。対処法は人それぞれ。

新生児期のウンチはほとんど液体なので、特に処理せず洗面台で洗ってしまう人もいるようです。

布おむつ育児に必要なもの

布おむつ育児に最低限必要なものは、大きく分けて2つ。

  • 布おむつ本体(メインで汚れる部分)
  • 布おむつカバー

プラスして、つけおき洗いをしたい方はバケツが必要になってきます。

布おむつ本体

布おむつ本体は、日本では以下の2つの種類がメイン。

  • 輪おむつ
  • 成形おむつ

輪おむつは日本で古くから使われてきたもので、細長い輪っかの形になっています。

これを折りたたんでおむつカバーの上に当てて使います。

赤ちゃんの成長や癖に合わせて、自由に形を変えることができます。

さらし織とドビー織のものがありますが、最近は吸収力の点からドビー織が主流のよう。

単純な形なので、反物を買って手作りすることも可能です。するとかなり安上がりに。

 

成形おむつはその名の通り「あて布」の形に成形されているもの。

輪おむつの場合は畳む一手間がありますが、成形おむつはそのまま使えます。

さらに輪おむつよりも厚みがあり、漏れにくいです。

輪おむつに比べるとやや乾きにくく、コストも上がってしまうので、輪おむつと併用するのが良いかもしれません。

本や通販サイトなどでは、「50〜60枚は用意しておくと安心!」と書かれていることが多いですが、

みんなの布おむつ 100人アンケートで見えてきた [ 林さやか ]によると、最初に揃える数としては

  • 輪おむつで11枚〜20枚
  • 成形おむつで1〜5枚

と少なめな方が多いようです。

最終的には

  • 輪おむつで21枚〜30枚
  • 成形おむつで6〜10枚

くらいになるらしいので、とりあえず布おむつを始めてみたい!という方は、輪おむつを20〜30枚程度準備しておくと良いのではないでしょうか。

布おむつカバー

様々な布おむつカバーが売られていますが、違いは「形」「素材」という2点。

形については以下のようなものがあり、月齢に応じて使い分けます(もちろんずっと同じ形でも問題ない子もいます)。

  • 外留めタイプ
  • 内留めタイプ
  • パンツタイプ

外留めタイプはもっともベーシックで、カバーの外側についたマジックテープを赤ちゃんのお腹の前で留めるもの。

寝かせた状態でおむつ替えがしやすいので、新生児〜半年ごろにオススメです。

内留めタイプはカバーの左右の内側で留めるもの。

外留めタイプより外れにくいので、活発になってきた生後半年ごろからオススメです。

パンツタイプはさらに月齢が進んで、つかまり立ちや独り歩きが始まった頃に使います。

立ったままオムツ替えがしやすいというメリットがあります。

素材については

  • ウール
  • 綿
  • ポリエステル、ナイロン

といったものがあります。

ウール素材のおむつカバーは肌触りがよく通気性に優れています。

ウールと言うと冬の素材のイメージですが、季節を問わず1年中使えます。

天然の抗菌作用・防水作用があり、値段は他と比べるとちょっと高め。

 

綿素材は肌に優しいというメリットがあります。肌のデリケートな赤ちゃんにオススメ。

ただ、防水性はもっとも弱く、漏れやすいというデメリットもあります。

最近では内側に防水加工を施しているものもあるようです。

 

ポリエステルやナイロンといった合成繊維は、乾きやすく防水性に優れています。

しかし通気性が悪く蒸れやすいので、肌の弱い赤ちゃんには要注意です。

値段はもっとも安価です。

100人アンケートによると、おむつカバーは平均して

  • 50サイズ(新生児用)3.7枚
  • 60サイズ 3.6枚
  • 70サイズ 3枚
  • 80サイズ 3枚
  • 90サイズ 3枚

これくらいの数を揃えたという方が多いようです。

迷ったら、とりあえず3枚買っておけば良さそうです。

 

布おむつ育児のメリット

布おむつ育児は選択の手間がありますが、メリットもたくさんあります。

これらのメリットに魅力を感じる方は、検討してみると良いのではないかと思います。

ゴミが減る(エコ)

家庭から出るゴミを減らしたい私にとっては、これが一番のメリットです。

2020年の乳幼児用おむつのゴミとしての年間排出量は74.8トンにも達しています(環境省より)。

赤ちゃん一人当たり、年間で約220kgの使い捨てオムツをゴミにしていることに。

2歳でおむつが外れると仮定すると、約440kgのゴミを排出することになります。

一方、布おむつなら繰り返し使えるので、これらのゴミはゼロに近くなります。

「とはいっても、布おむつは洗濯のために水を使うからエコじゃないんじゃない?」

という疑問については、後述のQ&Aで詳しく書いているので読んでみてください。

コストが安い

年間の使い捨ておむつ代の平均は24,000円ベネッセより)。

2歳でおむつが外れると仮定すると、総支出額は48,000円になります。

布おむつも、素材やブランドにこだわり出すと高くつくのですが、

お下がりや手作り品を活用すればかなり安く抑えることができます。

布おむつ育児経験者のアズマカナコさんの本によると、彼女の場合は

  • 布おむつ代
  • おむつカバー代
  • 石鹸代
  • その他のアイテム(ハンガーやバケツなど)

これらの合計が約22,700円になったそうです。

初期投資は必要ですが、2年間にすると25,300円の差に。

また、第二子・第三子にも使うことができるので、「布おむつ生活を続けるほどお得」ということになります。

この辺りは、ゼロウェイストと節約の関係と同じですね。

ゼロウェイスト・エコな生活はお金がかかる?実際は3年で10万円以上の節約に

布おむつでいこう!と最初から張り切りすぎてたくさん買い込んでしまうと、いざ挫折した時に無駄になるかもしれません。

ちょっとずつ様子をみながら揃えていくのがオススメです。

赤ちゃんの肌に優しい

使い捨ておむつは主にプラスチックを原料とした石油化学製品でできています。

赤ちゃんによっては肌に合わず、かぶれたり炎症を起こしてしまうこともあるようです。

もちろん布おむつが合わない赤ちゃんもいます。

使い捨ておむつは水分を素早く吸収し、さらっとした肌触りをキープしてくれるため、赤ちゃんへの優しさ・快適さで言えば五分五分なのではないでしょうか。

個人的には、この辺りは親の価値観によるのかなと思っています。

おむつ離れが早くなる(という説がある)

世間的に布おむつの方がおむつ離れが早くなると言われています。

おそらく、以下のような事情があるのかなと推測しています。

  • 布おむつは使い捨ておむつほど水分のホールド力がないため、頻繁なおむつチェック・おむつ替えが必要になります。
  • このことにより、赤ちゃんがどんなタイミングでおしっこ・ウンチをするのかといったリズムを感じやすくなります。
  • おしっこやウンチをしそうなタイミングでおまるに乗せたり、トイレに連れて行ったりすることで、早いうちからEC(排泄コミュニケーション)・トイレトレーニングをしやすくなります。

布おむつは手間がかかるので、赤ちゃんもお母さんもおむつ外れに向けて頑張りやすい、という傾向もあるのかなと。

ただ、布おむつの方が外れやすい、という確かなデータなどがあるわけではないので、おまけくらいに考えておいたほうが良いかもしれません。

布おむつ育児のデメリット

デメリットは明らかです。

手間がかかる

布おむつ育児は手間がかかる、この一言でしょう。

おむつを洗濯しなければならないし、漏れやすいので使い捨ておむつ以上に気を配らないといけません。

産後の体力を考えると、ちょっと想像するだけでもしんどそうです。

あまり気張らず、使い捨ておむつも併用しながらゆるくやってみるくらいで良いのではないでしょうか。

これほど明確なデメリットがあるので、ほとんどの人は布おむつを選択肢に入れることすらないかもしれません。

やってみたら「大したことなかった」ってこともあるかもしれません。そう、やらないとわかりません(自分に言い聞かせる・・・)

布おむつQ&A

布おむつに関して私が感じていた疑問や、ありそうな質問への答えを書いてみます。

結局、何をどれくらい用意すればいいの?

みんなの布おむつ 100人アンケートで見えてきた [ 林さやか ]には、アンケート結果から布おむつをスタートするときに揃えておきたいアイテムの数が算出されています。参考にしてみると良いかもれません。

  • 輪おむつ 30枚
  • おむつカバー50/60サイズ 各3枚ずつ
  • 蓋つきバケツ 1個
  • パラソルハンガー 1個
  • 重曹orアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)

蓋つきバケツはつけおき洗い用。

バラソルハンガーは輪おむつを干すのに便利なようです。

どこで買えばいいの?

→赤ちゃん用品店や通販、フリマサイトなど。

まだまだ需要が少ないので、お店を探し回るよりもインターネットを使って購入する方が手軽ではないかと思います。

周りに布おむつ育児経験者がいれば、譲り受けるのも良いですね。

中古の布おむつには抵抗がある人も多いと思いますが、布がこなれて柔らかく、吸収しやすいというメリットもあります。

何よりフリマサイトやお下がりだとコストが安いので、布おむつ初心者にとってのハードルが下がります。

出かける時はどうする?

→布おむつを持ち帰る準備しておけば、外出時も使えます。

使用済みの布おむつは防水ポーチなどに入れて持ち帰り、家に帰ってから処理します。

その際に重曹水などをスプレーしておくと匂い予防になるそう。

ただ、布おむつは使い捨てオムツに比べてかさばりやすいので、外出時は使い捨ておむつを使うという方も多いようです。

夜間はどうする?

→夜間でも使えます。

しかし、布おむつは吸収量が使い捨ておむつよりも少ないため、どうしても頻繁なおむつ替えが必要になります。

そのため、使い捨ておむつよりも夜間に起きなければならない回数が増えてしまう可能性があります。

1歳以上になると夜間のおむつ替えの頻度も減ってくるので、それまでは使い捨ておむつを使い、1歳のタイミングで夜間の布おむつに挑戦しても良いかもしれません。

夜間も布おむつを使う場合、作業を出来るだけ少なくするのがおすすめです。

そのまま浸け置きするか、トレイなどにまとめておいて、朝まとめて処理するなど。

布おむつは何度も洗うからエコじゃないのでは?

→使い捨ておむつの生産過程や廃棄方法を考えると、そうとも限りません。

2019年の乳幼児用紙おむつの年間生産量は142億5400万枚(JHPIAより)。

先にも述べましたが、概算で2020年の乳幼児用おむつのゴミとしての年間排出量は74.8トンにも達します(環境省より)。

赤ちゃん一人当たり、年間で約220kgの使い捨てオムツをゴミにしていることになります。

使い捨ておむつは、日本では一般的には燃えるゴミとして焼却処分されていますが、使用済みのオムツは水分や汚物を多く含んでいることから焼却に多くのエネルギーを必要とします。

また、1枚の使い捨ておむつを生産するのに約545リットルもの水が必要と言われています(布おむつ1枚の場合、50回利用すると仮定して15リットル)。

紙おむつの生産過程での排水には溶剤やポリマー、金属といった物質が含まれている可能性もあり、布おむつを洗うことによる水質汚染よりも深刻です。

これらの事情を考慮すると、やはり布おむつの方がエコ、ということになるのではないかと思います。

布おむつなんか使ってるほど暇じゃないんですが・・・

→使い捨ておむつを使うと良いと思います。

布おむつは魅力的ですが、使い捨ておむつの利便性には敵いませんし、産後の体力もなく忙しい時期に仕事が増えるのは大変です。

手間暇をかける=愛情、という訳ではないと思います。

謎の布おむつマウント文化(布おむつで育てたから偉い)が育ってしまったら、育児のハードルは上がる一方です。

もしエコ意識が高くてゴミを減らしたいと感じている方だったら、おむつ以外でもゴミを減らせる場面はたくさんあります。(マイボトルを持ち歩いたりキッチンを工夫したり、掃除を工夫してみたり)

また、布おむつ使用者の中でも「いつでも100%布おむつにしている!」という方は意外と少なく、全体の2割ほど。

夜間や外出時、時間のない時は使い捨ておむつを使っている方がほとんどです。できる範囲で良いのではないでしょうか。

布おむつにすると子どもが嫌がる・肌が荒れる

→使い捨ておむつを使うと良いと思います。

布おむつはかなり手間も時間もかかりますし、母も子どもも無理してまでやることではないのかなと思います。

私が準備しているもの

私は里帰り出産で家族からしばらくサポートが得られる&産後、当面は差し迫った仕事もなし、ということで、布おむつ育児に挑戦してみることにしました。

ひとまず夜間・外出時は使い捨ておむつを使い、日中は布おむつにしてみようと考えています。

面倒臭がりなので、恐る恐るのスタート。

というわけで購入したものは以下の2点のみです。

  • ドビー織り輪おむつ 28枚

おむつ用の反物を購入し、縫い合わせて製作。

反物はインターネット通販サイトのほか、西松屋にもありました。

 

  • おむつカバー4枚(50サイズ)

メルカリで未使用品を購入。ウールと綿の2種類です。

4枚で600円と破格でした。

つけおき用のバケツやハンガー等については、さしあたり家にあるものを使ってみるつもりです。

出産後、落ち着いたら購入したいものとしては、

  • 琺瑯おまる

EC(排泄コミュニケーション)にも興味があるので、おまるも使ってみる予定です。

デザインが可愛い&長く使えそうなので、今のところ琺瑯おまる一択です。

 

布おむつについてのオススメ本

今回、布おむつについて調べるにあたり、3冊の本を図書館で借りて読みました。

どの本も読みやすく、布おむつについてのイメージを深めることができたので、時間がある方は読まれることをおすすめします。

はじめてみませんか 布おむつ&おむつなし子育て

写真が多く、雑誌のような感覚で肩肘張らずに読むことができます。

布おむつと一緒に語られることが多いおむつなし育児についてもざっくりとした知識を得ることができて一石二鳥。

まずはこれを読んで布おむつのイメージを掴んでみるのがおすすめ。

布おむつで育ててみよう

布おむつの歴史から使い方まで、網羅的に、しかも詳しく載っている本。

とても情報量が多いですが読みやすく、布おむつのより具体的な使い方を知ることができます。

布おむつについてある程度インターネットで調べてみたけれど、もう少し詳しく知りたいという方におすすめ。

私は図書館で借りましたが、1冊だけ購入するとしたらこの本ですね。

みんなの布おむつ 100人アンケートで見えてきた

実際の布おむつ経験者の体験談が豊富な、もっとも実践的な本。

上記2冊を読んだ上で読むと、より具体的に布おむつ育児のイメージが湧きやすくなると思います。

何より、周りに布おむつを使っている人がいない場合、布おむつ経験者がたくさんいることが心強い。

ちょっとしたストーリー仕立てにもなっており、こちらもさらっと読むことができます。

布おむつに挑戦しよう

色々と調べてはみましたが、私はまだ頭でっかちの布おむつ未経験者。

実際にやってみなければわからないこともたくさんあるでしょう。

早々に挫折する可能性も大いにあります。

経験後、また記事にして、誰かの役に立てれば良いなと思います。

 

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