なるべくゴミを少なくするゼロウェイスト(ごみゼロ)な暮らしを目指しているgrunty(@zerowastegrunty)です。
先日、女の子を出産しました!
出産も子育ても初めてなので、試行錯誤の日々が続いています。
今回は、私が妊娠〜出産にあたって準備したものをご紹介したいと思います。
私は里帰り出産だったので、九州の実家と東京の家、両方で赤ちゃんを迎え入れる準備をしなければなりませんでした。
- 初産
- 夏生まれ
- 戸建て
- 産後数ヶ月は里帰り
- ペット(猫)と同居
- 生後すぐから生活リズムを整えたい
こういった状況の人の参考になればと思います。
買う前に考えたこと
いわゆる「出産準備リスト」には、たくさんの商品名が羅列されています。
私もはじめての出産&育児なので、何が必要なのかさっぱりわかりませんでした。
とはいえあれこれ買い込んで「結局使わなかったね」となるのは避けたい。
産後の生活をイメージしたり、先に出産した友達に話を聞いたりして、エコとミニマリズム・そして節約の観点から、以下の順に検討していきました。
- 本当に必要か?
- 持っているもので代用はできないか?
- レンタルできないか?
- 中古品で購入できないか?
- 手作りできないか?
まず本当に必要かどうかを検討。
これは「〇〇 必要」などのキーワードで調べたりしてみました。
たとえば短肌着や長肌着は使わなかったという人も多いようなので購入は見送りました。
次に、購入せず何かで代用できないかを考えました。
たとえばベビーベッドなら布団、枕やベビー布団はバスタオルを使うなど。
それも難しそうなら、レンタルや中古品、あるいは持っている材料で手作りできないかを検討します。
不必要な買い物を防ぐために、産まれてみないとわからないようなものに関してはギリギリまで買わず、必要だとわかってから入院中にネットで注文することにしました。
(ただ、産後のポンコツ頭では注文内容を間違えたり十分に検討できなかったりしたので、ある程度は揃えておいた方がよいかもしれません)
そうして購入したり制作したりした出産準備品。
実際に産んでみて、私にとって必要だったもの/そうでもなかったものをシェアしたいと思います。
それぞれのこだわりや生活スタイルがあるので、人によっては不要なものもたくさんあるでしょう。
というか初めての育児って不安すぎて、あれこれ買っちゃうのは仕方ないよなーと今では思っています…
衛生用品
紙おむつ
新生児ってとにかくウンチもおしっこも大量なんですね。
布おむつ育児を夢見ていましたが、しばらく余裕がなさそうです。
布おむつを使うにしても夜間やお出かけの際は紙おむつもあったほうが良いと思います。
必要度☆☆☆☆☆
布おむつ&おむつカバー
妊娠の早い段階で買っていました。
現在は実家にいるので、つけ置き用のバケツなどを買うのもはばかられ、体力的にも洗う余裕がなく、紙おむつを使っています。
お世話に慣れてきたら使いたいですが…本当に慣れる日が来るのか…世のお母さん方はほんとすごいですね…
布おむつの記事はこちら↓
【エコ】布おむつ育児で準備するもの、使い方と洗い方、メリットとデメリット
必要度☆☆☆(ライフスタイルに合わせて)
綿棒
ベビー用の小さな綿棒を購入。鼻掃除やおへその消毒に使っています。
必要度☆☆(少量でOK)
ベビーソープ&ベビーローション
自分が湯シャン&肌断食(保湿はワセリンのみ)とシンプル最低限なケアをしていて問題ないので、赤ちゃんもそこまで洗ったり保湿剤を塗ったりする必要がないんじゃないかなと思っていました。
けれど調べたところ、
- 新生児期から保湿剤を塗布することでアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下する
- アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギーの発症と関連している
- 新生児期は汗や皮脂の分泌がさかんで、乳児性湿疹が起こりやすい
ということがわかり、今後の肌トラブルを防ぐためにもきちんと洗って保湿することに。
ベビーソープはシャボン玉石鹸のベビーソープ、保湿剤はナチュラルサイエンスのベビーミルキーローションにしています。
生後1ヶ月、いまのところお肌つるつるです。
必要度☆☆☆☆☆
折り畳みのタライ(ベビーバス)
せいぜい1〜2ヶ月しか使わないので、衣装ケースなどで代用も可能。
私の場合はお風呂場で衣類を手洗いする時にタライが欲しいと思っていたので、東京まで持って帰ることもできそうな折り畳みのタライをベビーバスとして使用することにしました。
必要度☆☆☆
ガーゼ
持っていたガーゼ生地で製作。
適当な大きさに切って、周りをぐるっとジグザグミシンで縫うだけです。
吐きこぼしを拭くのに重宝しています。
私の場合は沐浴では使っていません。
必要度☆☆☆☆
お尻ふき
友達からアカチャンホンポとコストコのお尻ふきをもらいました。
布おむつに移行できたらお尻ふきも布に変えたいなと思っています。
古着のTシャツをカットしたものを準備しています。
必要度☆☆☆☆☆
爪切り
爪が伸びて生まれてくる赤ちゃんも多く、頬に引っ掻き傷を作ったりするので、フェザーの赤ちゃん用爪切りをメルカリで購入しました。
大人用でも代用できるのではないかと思っていましたが、新生児の手はとにかく小さいので買っておいてよかったです。
必要度☆☆☆☆
衣類
女の子ということもあって、かわいいベビー服にフィーバーしたくなる気持ちを抑え、メルカリなどの古着を活用しました。
どうせすぐにサイズアウトしてしまいますからね。
第一子に古着を着せるのはかわいそうだと言われたり、ちょっと自分でもどうかなと思ったりもしましたが、
資源を大切にすることは長期的に見ればこの子が生きる未来のためになるはずだと信じています・・・
半袖ロンパース5枚
短肌着・長肌着は使いづらいという評判を聞いていたので、プチバトーの3m(60cm)のロンパース3枚と、ユニクロの60cmのロンパース2枚をメルカリで購入。全部で1000円くらいでした。
基本的にロンパース1枚で過ごしてもらっています。
ベビー服はリサイクルショップやフリマアプリを使うとかなりお安く購入&資源削減できるので抵抗がなければおすすめです。
ベビー服は小さいので手洗いしやすく、枚数的にもこれくらいで大丈夫でした。(実家にいる間は母が洗濯してくれているので、ワンオペの方だともう少し枚数があった方がいいかもしれません)
必要度☆☆☆☆☆
おくるみ
エイデンアンドアネイのおくるみを2枚、こちらもメルカリで中古品を買いました。
睡眠中のモロー反射を防いで熟睡してもらうためにも、薄手のおくるみはあったほうが良いかな、と。
簡単に着せられるおくるみ「スワドルアップ」とも迷いましたが、単純な形の方が汎用性がありそう&リメイクがしやすそうだと考えて、ベーシックな正方形のものにしました。
実際、おくるみを巻くと熟睡度合いが違います!
今ではなくてはならないものに。
必要度☆☆☆☆☆
寝具
東京の家ではベビーベッドを木工が得意なパートナーが製作。
ベビーベッドは「いらないベビーグッズ」の代表格のように扱われがちですが、
- 猫を飼っている
- 添い寝はしない
- パートナーが作ってあげたいと言っている
ということで準備することにしました。
ペットがいない場合や添い寝をする場合は大人用のシングル布団で良いのではないかと思います。
実家では1階のリビングに置いておくためのベビーベッドをレンタル。
お昼寝含め、寝るときは2階の大人用シングル布団を使っていました。
夏場なのでベビー布団は使わず、おくるみに包むだけで大丈夫でした。
ベビーモニター
実家も東京の家も戸建て。
赤ちゃんは2階に寝かせることにしていたので、いわゆる「見守りカメラ」があった方が良いな、と考えました。
こちらもメルカリの中古品です。
これは必要な人とそうでない人がはっきり分かれる商品だと思いますが、私の場合は本当に買ってよかったです。
寝るための静かな環境を用意してあげられるし、自分の時間もしっかりとることができます。
このブログもベビーモニターで赤ちゃんを見守りながら書いています。
必要度☆☆☆☆☆(あってよかった!)
チャイルドシート
車に乗せる場合は必須。実家では2ヶ月レンタルしました。
必要度☆☆☆☆☆
ミルク系
私の場合は出産後に母乳がよく出ることがわかったので、基本的に母乳で育ててみることにしました。
ミルクより母乳の方がゼロウェイスト的には良いですね。
ただ、産後のボロボロの身体で母乳育児を軌道に乗せるのはけっこう大変です。
私は母乳は出ているものの、咥えさせ方が最初のうちはうまくいかなかったので、助産師さんを頼りながら入院中に徹底訓練しました。
母子同室は強制ではありませんでしたが、産後2日目あたりから同室にし、頻回授乳して生成量をアップさせていきました。
ギャン泣きする我が子にひたすら乳首を咥えさせた日々はなかなか苦しかった…
結果的に母乳育児ができるようになりましたが、メンタルや体力が辛かったら、無理せずミルクを使うべきだと思います。
出産前は「母乳でいくかミルクでいくか?」がまだ定まっていなかったので、基本的に入院中にネット注文しました。
哺乳瓶
入院中、病院で使っていたものを購入。長く使えるように大きめサイズにしました。
必要度☆☆☆☆
粉ミルク
ミルクとの混合から完全母乳育児に移行した友達からもらいました。
今のところほぼ使わず。
必要度☆☆(体質やライフスタイルによる)
搾乳機
胸が張って辛かったのと、最初は搾乳を哺乳瓶で与えていたので入院中に購入。
他の人に育児を任せるときなど、搾乳しておけば授乳してもらえます。
必要度☆☆☆☆☆(母乳がよく出る人はあった方がいいかも)
妊娠・産後ケア用品
いわゆる「マタニティ商品」はほとんど買いませんでした。
授乳ブラ
妊娠中〜産後は信じられないくらい胸が巨大化しました。
妊娠9ヶ月目くらいまでノーブラで過ごしていましたが、さすがに目立ってきたのと重くなってきたので、ブラジャー購入を決意。
授乳ができるクロスオープンタイプのものを購入。どんどんサイズアップしていくので、大きめのものがおすすめです。
「ノーブラの方が絶対楽」だと思っていましたが、胸が大きい人にとってはブラジャーでサポートした方が楽なこともあるんですね。これまで貧乳人生だったので気が付きませんでしたよ。
マタニティショーツは買わず、ユニクロのエアリズムショーツか、ふんどしで問題なかったです。
必要度☆☆☆☆☆
産褥ショーツ
病院から指示があったので購入。
必要度☆☆☆
腹帯・腹巻き
母からのプレゼント。腹帯はマジックテープで止めるタイプのものと、さらしの一枚布の2種類です。
マジックテープの腹帯は贈られた当初(5ヶ月くらい)では全く使っていなかったのですが、臨月に入った頃に大活躍。
大きなお腹を支えてくれるので、歩くのが楽になりました。
さらしの腹帯は妊娠中はほぼ使わなかったものの、産後の今は抱っこ紐として活用しています。
必要度☆☆☆
手作りしたもの
ハンドメイドが好きなので、妊娠中に作れるものは自分で作っていました。
- 本当に必要かどうかいまいちよくわからないもの
- 買うとコストがかかるもの
- 単純に作ってみたいもの
こういったものを古着や端切れを活用しつつ作りました。
なので必須ではないのですが、「作っておいてよかった」ものもあります。
ぬいぐるみ
「ぬいぐるみと一緒に眠る赤ちゃん」が見たかったので、うさぎのぬいぐるみを古いクッションカバーから製作。
必要度☆☆
母乳パッド
産後は母乳が滲み出る・・・という話を聞いていたので、タオルとガーゼを使って作りました。
母乳の生成が落ち着く産後2週間くらいまで重宝しました。
洗って繰り返し使えるのがポイントです。
必要度☆☆☆
トッポンチーノ&カバー
赤ちゃん用のミニ布団。
ちょっと寝かせておいたり、そのまま抱っこしたりするのに便利と評判だったので、作ってみることに。
中身は本当はオーガニック綿を詰めるみたいですが、とりあえず端切れを詰め込んでしまいました。
生まれてみて、まったく使わず…普通のクッションになっています。
必要度☆
セレモニードレス(退院着)
実家の断捨離中に調理実習の時に使っていた割烹着が出てきたので、手縫いでリメイクして製作。
1回くらいしか着ないものなのでこれで十分だったなと思っています。優しい看護師さんが可愛いと褒めてくれました。
必要度☆
産後買い足したもの
その他、産後に買い足したりレンタルしたものは以下になります。
おしゃぶり
寝ぐずりするようになったので購入。
おしゃぶりをくわえると、とりあえず落ち着いてくれるので重宝しています。
また、おしゃぶりで泣き止まないときはお腹が空いている、落ち着くときは眠たい、など赤ちゃんの要求がわかりやすくなります。
必要度☆☆☆☆☆(赤ちゃんによる)
ベビースケール
母乳をどれだけ飲めているのか不安だったので、楽天でレンタルしました。
赤ちゃんが不機嫌だったり、泣いているときに「もしかして母乳吸えてない?」とオロオロしてさらに吸わせて吐かせたりしてしまっていたのですが、
スケールを使うとどれくらい飲めているのかざっくりわかるので、精神が安定しました。
空腹ではないとわかると「眠いんだな」「暑いんだな」など、赤ちゃんの要求を絞り込んで推測できるのもよかったです。
必要度☆☆☆☆(性格による)
授乳クッション
母乳育児でいこうと決めた入院中に購入。(母に買っておいてもらいました)
普通のクッションでも代用できなくはないようですが、授乳姿勢はかなり大事なので買っておくことにしました。
毎日大活躍中です。
必要度☆☆☆☆☆
育児書
これまで赤ちゃんと無縁の人生を送ってきたので、主にネントレ系の本を数冊読んで勉強しました。
(睡眠欲が強いので、育児に追われて寝れなくなるのが恐怖だった)
「赤ちゃんなんて適当でも育つわよー」というおおらかなタイプでも、赤ちゃんのために24時間を捧げられる献身的なタイプでもないので、ある程度の知識を頭に入れておいて良かったです。
ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版
いわゆる「ジーナ式」ネントレの本。電子書籍にしましたが、スマホでもサクッと読めて良かったです。
細かくスケジュールが決まっており、その通りに過ごすことで赤ちゃんの生活リズムが整って夜通し寝るようになりますよ…という内容です。
実際はスケジュール通りに過ごすのは難しかったものの、生活リズムをつけるのにかなり参考になりました。
トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全
ジーナ式についていけなくなりラクマで購入。
かなり分厚い本なので気になるところに目を通しただけですが、ジーナ式と組み合わせることで我が子に合った生活スタイルができてきたと思います。
フランスの子どもは夜泣きをしない
フランスに住むアメリカ人ママジャーナリストによるエッセイ。
妊娠中に読みましたが、育児に対する肩の力が抜けました。
無痛分娩で生んだり、ミルク育児をしたり、赤ちゃんをちょっと泣かせっぱなしにしたりすると、とやかく言われがちな日本社会ではありますが、
「いや、私はフランス式なんで」と自信をもてる本です。
文化が変われば子育ての常識も変わる、正解はないのだと気付かされました。
毎日が新鮮
なぜ泣き止まないのかわからずに途方に暮れたり、辛くなって自分も泣いたり、眠りこけながら授乳をしたり…と、怒涛の産後1ヶ月でした。
それでも昨日とは全然違う顔や仕草を見せ、少しずつ成長している子どもの姿が毎日とても楽しみです。
大変ではあるけれど、ひとりの人間が成長していく過程の、本当に貴重な時間を一緒に過ごせているんだろうなという実感があります。
はやく一緒にコンポストしたり、再生紙作ったり、ゴミ処理場の見学に行ったりしたい!(嫌がられそうですが)
今後どうしても子育て関連の投稿も増えていくと思いますが、あたたかく見守ってもらえると嬉しいです。
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