なるべくゴミを減らすゼロウェイスト(ごみゼロ)な暮らしを目指しているgrunty(@zerowastegrunty)です。
ゼロウェイスト生活を始めてからというもの、買い物が減りました。
使い捨ての商品を避けるようになったので、買い足しやストックのためのスペースが不要になった上、
資源を有効活用するために、死蔵しているものを売ったり、
なるべくプラスチック製のボトルなどを購入しないようにしたりしているうちに、
家の中のものが少なくなりました。
ミニマリズムというと「捨てる」イメージがあってゼロウェイストとは結びつかないかもしれませんが、個人的には「反消費主義」という点で結びついているように思います。
今回は、私がゼロウェイスト生活を始めて「買わなくなったもの」をシェアしたいと思います。
ゼロウェイスト生活を始めて買わなくなったもの
大まかに分けると、以下のようなものを買わなくなりました。
- 使い捨ての商品
- 用途が限定されていて、汎用性のないもの
- 十分に持っているもの
- 作ることができるもの
使い捨ての商品は、ゴミと出費が増えるので買わなくなりました。
また、用途が限定されすぎているものも、結局は持て余してしまうことが多いので買いません。
ものが減ると「家の中に何があるか」に自覚的になるので、「すでに十分に持っているもの」も買う必要がなくなります。
できるものは手作りすると、自分の好みにできる上、資源を無駄なく使うことにつながります。
1.専用洗剤
例えば食器用洗剤、キッチン用クレンザー、お風呂用洗剤・・・など、用途別に分類された洗剤は買わなくなりました。
石鹸、クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダで家中の掃除ができます。
- 石鹸→食器洗いやボディソープ、衣類の部分汚れの洗剤として
- クエン酸→お風呂場やトイレなどアルカリ性の汚れ用に
- 重曹→油汚れなど酸性の汚れ用・研磨剤や消臭剤として
- セスキ炭酸ソーダ→衣類用洗剤、頑固な油汚れ用に
合成洗剤と比べて環境負荷が少なく、大容量で購入することも可能なのでパッケージごみも少なくなります。
さらに専用洗剤よりも安く、無香料なのでペットにも安心。
2.ビニールラップ
みつろうラップやシリコンラップを使います。
みつろうラップは布に蜜蝋を染み込ませたもの。簡単に手作りもできます。
【アイロン不要】オーブントースターを使った蜜蝋エコラップの作り方
見た目も可愛く、残り野菜などを包むのに向いています。
みつろうラップは熱に弱いので、電子レンジなどで加熱するときは、お皿を重ねて蓋にしたりシリコンラップを使います。
ご飯を冷凍するときはガラスの耐熱皿を使います。
3.プラスチックスポンジ
プラスチック製のスポンジは買わなくなりました。
現在は、コンポスト可能なセルローススポンジを使うか、コットン糸や麻紐で手作りしています。
4.ペットボトル飲料
マイボトルを持ち歩き、ペットボトル飲料が必要な状況を作らないようにしています。
水は備蓄以外のミネラルウォーターは購入せず、水道水を飲みます。
炭酸水はソーダストリームで作っています。ペットボトルの炭酸飲料を買い続けるよりも経済的です。
炭酸水を飲むとジュースを飲みたい衝動を抑えられるため、ダイエットにも効果的。
5.下着
締め付けるブラジャーが大嫌いです。
「女性はブラジャーをつけなければならない」という社会の風潮や「つけないと垂れて見栄えが悪くなる(だからナイトブラを買おう)」といった、恐怖心を煽るマーケティングにも嫌気がさしています。
胸には重みがあります。加齢によって垂れたり、形が悪くなるのは当然のことです。
普段は好き勝手にさせておいて、ここぞというときだけ、ブラジャーでもつけてキュッと補正すれば良いのではないか・・・と考えてしまいます。それくらいの自由は欲しいものです。
幸い私は胸が小さいので、ささやかな抵抗として、ノーブラで過ごすことが多いです。
ショーツも実は「ふんどしショーツ」なるものを手作りしています。(快適で乾きやすく、長持ちします)
下着は劣化しやすく、定期的に買い換えるのは環境的にも経済的にもコストがかかります。
上記のような思想的な理由もあって、新しいブラジャーやショーツは買わなくなってしまいました。
6.生理用ナプキンとタンポン
※未使用品です
月経カップと布ナプキンを使います。
慣れれば非常に快適ですし、長い目で見ると節約にもなります。
ストック管理から解放された上、トイレに常備していた小さなゴミ箱も不要になりました。
7.使い捨て剃刀
体は両刃剃刀で剃り、顔の産毛にはフェリエを使います。
両刃剃刀は中の刃そのものだけを交換できる優れもの。ステンレスの見た目も美しいです。
交換用の刃は10枚で300円程度で売られています。
販売されている使い捨て剃刀に比べてとても経済的ですし、スペースを圧迫しません。
8.雑誌
読みたいときは月額制の楽天マガジンに入って読むか、図書館に行きます。
楽天マガジンは月額418円で500誌以上が読み放題なので、私はよく出たり入ったりを繰り返しています。バックナンバーも読むことができ、ちょっとした暇つぶしには最適です。
初月31日間は無料で使うことができるので、まだ使ったことがない方は試してみても良いかもしれません。
雑誌の電子書籍なら付録もつかず、無駄なものが増えなくてすみます。
9.新しい食器
食器類は死蔵しやすいのでなるべく増やさないようにしています。十分に持っています。
別のものが欲しい場合も、フリーマーケットやリサイクルショップなどで、状態が良くてかわいいものがたくさん売っています。
10.ネイル
20代の頃にもう一生分のネイルポリッシュを購入した気がします。
気に入っている色だけとっておいて、気が向いたら使う程度なので新しい色は買わなくなりました。
11.つけまつげ
30歳なので、もう使いません。
12.シャンプーとリンス、コンディショナー
夫婦ともに湯シャンをしています。
それぞれのボトル類が不要になって、お風呂場がスッキリしました。
【画像ありブログ】楽ちん湯シャン/ノープー生活の始め方・やり方。3日に1回、週2回の洗髪でOK
30代男性が湯シャンを続けた結果。フケなしベタつきなし。経過画像
13.排水溝ネット
台所にはステンレスのゴミ受けを設置し、お風呂の排水溝にはシリコン製のヘアキャッチャーを置いています。
以前は毎日取り替えていたので、消費が早く、いつもストックが必要でした。
買い足しや、つけ外しの手間がなくなり、ゴミも減って良かったです。
14.フローリングシート
古いタオルと古着で作った雑巾を使います。
床は重曹を溶かした水を使って吹き上げるとピカピカになります。
こちらも毎日のようにフローリングシートを消費していたので、かなりの節約になりました。
15.ウェットティッシュ
ふきんや、古着を切ったウエスなどを湿らせて使えば、ウェットティッシュを買う必要はありません。
「あれば便利だけど、なくても全然平気」だったんだなと気付かされました。
生活感漂うウエットティッシュケースが机の上に鎮座することも、時間が経って中のティッシュがカピカピになってしまうことも、もうありません。
16.鉱物系の猫砂と防臭袋
以前は猫のうんちやおしっこをBOSなどの消臭袋に入れて処理していました。
それでもニオイがすることがあってうんざりしていたのですが、
猫のうんちをコンポストで処理するようになってから防臭袋は不要になりました。
猫の糞をコンポスト(自然にカエルS)で堆肥化して処理。燃えるゴミが激減
猫の肺に悪影響がある可能性のある鉱物系の猫砂も、コンポスト可能な再生紙製のものに切り替えています。
17.猫のおもちゃ
猫を飼い始めたばかりの頃は、おもちゃをたくさん買っていました。可愛いものがたくさん売っているのです。
けれど、新しいおもちゃに最初は興奮していても、すぐに(数日、あるいは数時間で!)飽きてしまうのが猫というもの。
今では紙紐、ガムテープを丸めたもの、リボンなど、通販のラッピングや梱包材を使って遊んでいます。
毎回目新しいものを使うので、猫の食いつきも良好。
18.紙マスク
基本的に布マスクを使うようにしています。
感染リスクの高い仕事をしている方だと心許ないかもしれませんが、スーパーに行く程度なら布マスクで十分です。
布マスクは簡単に手作りすることができます。
【手縫いOK・画像で解説】大人用手作り立体布マスクの作り方【プリンター不要】
19.ボディクリーム
太白ごま油とワセリンで保湿しています。
太白ごま油はメイク落としにもヘアオイルにもなる上、もちろん料理にも使える汎用性の高さ。
買っても無駄になりにくいのでおすすめです。
20.フェイクグリーン
ズボラな性格なので、水をあげなくてもずっと元気なフェイクグリーンが大好きでした。
けれど、プラスチックの量を減らすためにもう買うことはありません。
今持っているフェイクグリーンは大切に飾っています。
21.個包装のお菓子
プラスチックごみが大量に出るので、どうしても欲しいとき以外は買いません。
甘いものが食べたいときは、なるべくフルーツや、個別に売っている和菓子を買います。
フルーツの皮や種はコンポストに入れてゼロウェイストに。
22.粉末だし
粉末出汁はなぜか個包装になっていることが多く、ゴミが増えてしまうので、
昆布と鰹節を熱湯につけて出し汁のストックを作っておくようになりました。
味噌汁、炊き込みご飯、煮物などさまざまに使えて便利です。
23.マヨネーズ
日常的に使わないので、必要なときだけ手作りします。
24.プラスチックのキッチン用品
プラスチックは加熱することで内分泌攪乱物質を発生する可能性があることを知り、
キッチンまわりは特にプラスチック製品を避けるようになりました。
加熱する可能性のあるものはガラス製のタッパーに入れています。
ガラス製ならそのまま食卓に出しても違和感がありません。
現在持っているプラスチックのタッパーは、加熱しないものを入れて活用しています。
25.ジャム
大量に売られている見切り品のフルーツを煮詰めて作ります(パートナーが)。
甘さの調節が自由にでき、フルーツの味が感じられておいしいです。
26.カレールー
カレー粉、ガラムマサラ、クミン、ターメリック(色付け)、シナモン、ナツメグ、胡椒があれば、カレールーを使うよりヘルシーで美味しいカレーを作ることができます(パートナーが)。
これらのスパイスは別の料理でも使えて日持ちもするのでお得です。
同様にシチューも小麦粉とバターで作ることができます。
27.カットフルーツ
容器のプラスチックごみが出る上、割高で鮮度も低いことが多いです。
28.メモ帳
何かの裏紙で充分。まだ使い切っていないメモ帳もたくさんあります。
美術館や旅先のショップで見つけるとついつい欲しくなってしまいますが、結局はもったいなくなって使いきれないことが多いので、一旦冷静になって買わない選択ができるようになりました。
29.カレンダー
好きな絵柄のカレンダーを繰り返し使っています。
通販の領収書などの裏紙に、毎年の日付を印刷して、もとのカレンダーに貼りつけて使用。
まったく問題なく、気に入ったカレンダーをずっと使えて満足です。
30.ボールペン
なにかの付録やアメニティでもらったペンがたくさんあります。
出先で買うこともないようにカバンの中にも忍ばせています。
ちょっと改まった文章を書くときには万年筆を使います。
万年筆はインクを補充して繰り返し長く使うことができます。
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40.レジ袋・エコバッグ
いつもエコバッグを持ち歩いているので、レジ袋は買いません。
レジ袋有料化に伴って、魅力的なエコバッグがたくさん販売されていますが、
アメニティでもらったものや、以前買ったり作ったりしたものがたくさんあるので、新しく購入することはありません。
イギリスの調査によると、布(綿)のエコバッグは最低でも131回は利用しなければ、レジ袋よりも生産過程のCO2排出量が多くなります。
これはエコバッグ以外の他の製品にも言えることですが、繰り返し使えるからといって布製品を次々に買い集めていると、結果的には環境負荷の大きい行動になってしまう可能性があります。
エコバッグは必要なときには古着から手作りできます。
41.油固め剤
揚げ物の油はコンポストに流してしまいます。
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コンポストのバクテリアも元気になって、ゴミも減って一石二鳥。
42.スキンケア用品
ぬるま湯洗顔&ワセリンで保湿する肌断食をしているので、クレンジング、化粧水や乳液、洗顔料などは不要です。
肌断食は最初は肌荒れがひどく大変でしたが、1年を過ぎると嘘のように肌の調子が良くなりました。
【スキンケアしない】肌断食を1年間続けた結果を画像つきでご紹介
43.ファンデーション
かつてはリキッドタイプのファンデーションの艶感が好きでしたが、
先の肌断食と合わせて、ファンデーションも使わなくなりました。
肌断食によってニキビが減り、前ほどはカバーする必要がなくなったのと、
ポイントメイクだけでも十分に印象を変えることができることに気がつきました。
44.収納ボックス
収納ボックスは持ちすぎると入れたものが忘れ去られてしまう可能性があるので、なるべく使わないようにしています。
必要なときは木工の端材や、はぎれ、余り糸や空き箱などを利用して作ってしまいます。
45.紙の本
図書館を利用します。
1〜2年以内に出版された、評価が定まっていない新しい本を読むことはあまりないので、図書館で充分です。
図書館で読んだ上で、どうしても手元に置きたい本は古本か電子書籍を購入します。
本を朗読してくれる、耳で聴くタイプのオーディオブック(Audible)も最近のお気に入りです。
家事など作業をしながら本の内容を聴くことができるので、時間を有効に活用することができます。
→Amazonオーディオブック「Audible」の30日無料体験を確認する
体験期間中も1冊は無料でダウンロードすることができるので、まだオーディオブックを使ってみたことがない人は試してみてはどうでしょうか。
無料体験の途中で退会すれば、月額料金は発生しません。解約はWebブラウザから簡単に行えます(アプリ内からは退会できないのでご注意を)。
46.流行の服・ブランドロゴの入った服
服を無駄なく着るため、ワードローブは40着前後になりました。
春夏20のアイテムで着回すミニマリストなマタニティワードローブ【妊婦】
流行の服や、トレンドのブランドロゴのついた服は可愛くて、自分に自信を持たせてくれます。
けれど、時間が経つと色褪せて、急速に「遅れた」アイテムになってしまうのも事実です。
去年まで自信を持たせてくれていた服が、今年は急に「もう着たくない」服になってしまうことがあります。(私の場合はそうなんです・・・)
ベーシックな服や、大勢の人が着ていないようなデザインのものを選ぶようになりました。
47.季節もののインテリア用品
摘んだ野花や、フルーツなどを飾れば、ナチュラルで季節感のあるインテリアになります。
次の季節まで保存しておくためのスペースも必要ありません。
枯れてしまったお花はコンポストへ。
48.消臭剤
コーヒーの出涸らしを乾かして瓶に入れておけば、トイレの消臭剤に。
乾かした柑橘の皮と重曹を合わせ、エッセンシャルオイルを垂らせば、衣類の消臭・除湿剤になります。
49.新しい電子機器類
実家の家族が最新の電子機器(ガジェット)が大好きなので、古いものをたくさん譲り受けています。
多少型落ちしていても使用にはまったく問題がないので、購入する場合も中古を検討します。
50.新しい家具
パートナーが木工が得意なので、欲しい家具があったら作ってしまいます。
自分で作るとサイズぴったりにできる上、不要になったらばらして別のものにも作り替えやすいという利点があります。
51.チャック付きビニール袋
鰹節やのりなどのチャック付きの袋は捨てずにとっておいて、再利用します。
また、シリコン製の密封バッグも持っているので、ジップロックの類は買わなくなりました。
52.テフロン加工のフライパン
テフロン・フッ素・ダイアモンドコーティングされたフライパンは摩耗が激しく、1〜2年で使えなくなってしまうことがほとんどです。
そのため、長く使える鉄のフライパンに切り替えました。
長持ちする上、時間と共にどんどん食材がくっつきにくくなっていきます。
面倒なイメージがあった手入れも、意外とシンプル。育てていくような楽しみがあります。
53.めんつゆ
小さなペットボトルに入っていることが多いので、買うのをやめました。
出し汁、醤油、みりんで手作りして、瓶に入れて保存しています。
市販のめんつゆと同じように、そばつゆや煮物に使えます。
めんつゆは辛めが好みなので、市販のものより味の調整が自由にできるところが気に入っています。
長期的には節約にも
まさか53個もあるとは思いませんでした(まだありそうな気もします)。
使い捨て商品の代替品を購入したものもあるので、短期的には出費が増えていたかもしれませんが、長い目で見ればかなりの節約になっているのではないでしょうか。
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