ゼロウェイスト

トラウデン直美さんの環境フォーラムでの発言について考えること。

先日、Yahoo!トレンドに環境関連のワードがランクインしていたので見てみました。

12月17日に行われた「2050年カーボンニュートラル・全国フォーラム」での、モデルのトラウデン直美さんの発言が炎上していたようです。

どのように炎上したのか

Twitterで炎上していた画像がこちら。ニュース映像のキャプチャです。

あるTwitterユーザーが、「イオンのレジでこんなやつがせき止めてたら、クリアアサヒで殴る自信ある」とこの画像付きでツイートし、反響を呼んでいました。

このツイートへのリプライとして、

「店員に聞いても迷惑なだけ」

「店員に配慮していない」

といった画像の内容に対する反発や、

「なんでこういう系はいちいち上から目線なんだ?」

「じゃあこれから車や飛行機に乗るな」

といった、彼女自身への反感の声も大量に寄せられていました。

炎上の経緯についてはこちらに簡単にまとめてあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ea74b8b3b91f65edf5976a2e0b15757653a5aacd

ちなみに、元のニュース映像はこちらから見られます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201217/k10012770141000.html

なぜ炎上したのか

ほとんどの人はTwitterで例の画像と「イオンのレジ」というワードを見て反応したと思われます。

ニュースでも、画像と合わせてスーパーマーケットの映像が使われていました。

この情報量の少なさ(プラス、買い物→スーパーのレジ、という安直なTV編集の仕方)によって、誤解と反感を呼んだのではないかと思います。

先のニュース映像にしろ、拡散された画像にしろ、彼女自身が実際に喋っているのを私たちは見ていません。

好意的に解釈されなかった理由

個人的には、彼女は混雑するスーパーのレジを想定していたわけではないだろうと考えています。

私は環境への関心が高い方ですが、アルバイトやパートの人にゲリラ的に環境問題についてたずねるほど、相手の立場を無視することは出来ません。多くの人の感覚はそうだと思います。

おそらく百貨店など、店員側に商品の知識があることを前提とした場所を意図していたのではないでしょうか。

(お金持ちの人には担当店員がつくと言いますしね・・・)

質問の内容もざっくりとしていますが、このままのフレーズで尋ねるわけではないでしょう。テレビで紹介される上で、簡略化されたのだと思います。

喋っている映像がないので確かめることはできませんが、私の場合は想像をめぐらして好意的に解釈しました。

個人が消費者としてできることをやる、という意味では間違っていないと思うからです。

しかし、Twitterの特性上仕方のないことかもしれませんが、多くの人が即座に嫌悪感を示し炎上してしまいました。

文字通り解釈するならば反感を覚えるのもある程度仕方のないことだと思いますが、それにしてもよく燃えている、という印象でした。

拡散されたツイートへの反応を見るに、彼女自身に対する反感や、環境問題そのものへの反発心も大いに関係していると思います。

環境問題の「面倒臭さ」「エリート感」が反発を生む

トラウデン直美さんにしろ、グレタ・トゥーンベリさんにしろ、環境問題に対して自分の意見を発信する人は、何かと揚げ足を取られたり揶揄されたり、攻撃の対象になりがちです。

今年、プラスチック過剰包装をやめるよう署名を集めてブルボンと亀田製菓に提出した高校生にも、中傷のコメントが寄せられていました。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/45907

なぜ、環境問題や、環境問題に声をあげる人々に対して反発心を感じるのか。

一つには、あまりにも規模が大きく長期的な話なので、実生活への影響を感じづらいということがあると思います。

その日その日を一生懸命に生きている人にとって、環境についてあーだこーだ言うのは「余計な仕事を増やす面倒な人」のように思えるのかもしれません。

さらに突き詰めて考えてみると、そもそも資本主義社会に生きていながら「環境問題を解決する!」という主張には矛盾があります。

大量生産と大量消費によって雇用が守られ、国も国民も経済的に豊かになっていくシステムでは、資源を守り、環境に配慮することが、人々の幸せに直接は結びつきません。

働く大人たちは、現在の経済水準を維持しながら環境負荷を減らすのは無理があると感覚的にわかっているのだと思います。

だからこそ、高校生やグレタさんなどの若者には「理想論を言いやがって」と感じるのでしょう。

また、現在の環境問題対策はヨーロッパを中心とした白人社会が主導しています。

環境問題を叫ぶタレントやモデルは圧倒的に白人やハーフタレントの方が多いですし、どちらかといえば経済的に豊かで、学歴も高い人の方が環境意識が高いイメージがあります。

(トラウデン直美さん然り。彼女は同志社大の学生で、お父様は京大教授、お母様は米国大使館に勤めていたそうです)

つまり、「エリートの人々が、自分たちは資本主義社会の恩恵をたっぷりと受けていながら、庶民の生活もよく知らないくせに勝手なことを言っている」

というイメージが付きまとってしまうのです。

このような要因が合わさって、環境問題と、環境意識の高い人々への嫌悪感に繋がっているのではないかと思います。

個人的な意見

反発する人の気持ちもわかりますが、環境問題や気候変動は生きている誰しもが経験する試練です。

先のHuffPostの記事の中にもありましたが、経済的に豊かでない人(=庶民)ほど気候変動の影響を受けてしまう可能性さえあります。

必要なのは、これまでの価値観を柔軟に変えていくことだと思います。

再三書いているように、私は環境問題への意識が高い方ではありますが、ハーフでもないしお金持ちでもないし学歴も高いわけではありません。

ただ、夏はもう少し涼しくあってほしいし、雪が降るべきところにはちゃんと降ってほしいし、自分の子どもにはできるだけ食糧危機や自然災害に遭わずに生きてほしいなと思っています。

環境問題への危機感を訴えることが、「金持ちの道楽」「クレーマー」「理想論」として分断されるのは、悲しいことです。

エリートでない私が、この亀裂を少しでも防ぐためにできることとしては、「楽しい素朴なゼロウェイストライフ」をこのブログに綴っていくことかな、と考えてしまいました。

 

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