ビニールラップの代用品として使うことができ、我が家でも大活躍中の「みつろうラップ」。
販売されているものもありますが、自宅でも作ることができます。
みつろうラップの作り方としてはアイロンで作るものが有名ですが、今回はオーブントースターを使った作り方をご紹介します。
アイロンを使った作り方のデメリット
アイロンを使ったみつろうラップの作り方を簡単に説明すると、
- クッキングシート→布→みつろう→クッキングシート
という順に重ねた上からアイロンを当て、みつろうを溶かして作るものです。
ただ、こちらのやり方ではクッキングシートというゴミが発生してしまいます。
さらに私の場合は下手くそすぎてアイロン台に蜜蝋を染み込ませてしまい、ちょっとしたトラウマになっていました。
(それ以来、洋服を普通にアイロンがけすると蜜蝋が移る可能性があるため、かろうじて蜜蝋が染み込んでいないスペースでちまちまアイロンをかけるという肩身の狭い思いをしています)
そこで、今回はオーブントースターでみつろうラップを作ることにしたのです。
オーブントースターでみつろうラップを作るメリット
- 失敗した時のダメージが少ない(たとえば、アイロン一式をダメにしてしまうことはない)
- 準備が簡単
- 感覚的に、みつろうの量が少なくて済む
- クッキングシートを使わなくても良いので、ゴミが出ない
オーブントースターでみつろうラップを作るデメリット
- みつろうがムラになりやすい
- クッキングシートを使わない場合、後処理がやや大変
個人的には準備が簡単で、失敗の緊張も少ないので、オーブントースターで作る方が好きです。
オーブントースターを使ったみつろうラップの作り方
それでは作り方をご紹介します。
簡単に言ってしまえば、布の上にみつろうを乗せてオーブントースターで温める!というものです。
材料
- お好きな布(化繊は熱に弱いので、綿などがおすすめです。目が詰まっていて薄いものが良いと思います)
- みつろう
- 耐熱容器(今回はオーブンの天板を使いました)
- クッキングシート(オプション。使った方が圧倒的に後片付けが楽です)
使った布はこちらです。
服を作った端切れでしたが、みつろうラップとして理想的な生地でした。
みつろうは手作り化粧品のショップなどに売っています。養蜂所などで売っていることも。
100gもあれば、一家庭には十分な量のみつろうラップが作れます。
作り方1 耐熱容器に布を入れ、みつろうを散らす
クッキングシートを敷く場合はクッキングシートを敷き、耐熱容器に布を入れます。
入りきらない場合は折りたたんでも大丈夫。
布の上や折りたたんだ隙間にみつろうを満遍なく散らします。
作り方2 オーブントースターで加熱する
オーブントースターに入れ、加熱します。
温度は160度くらいあれば十分です。
あまり温度が高いと発火してしまうこともあるようなので、加熱中は目を離さないようにしてください。
作り方3 フォークなどでムラを整える
だいたいみつろうが解けたら、一度開けて様子を見ます。
みつろうが染み込んでいない箇所があれば、フォークや割り箸などを使って均します。
再度加熱して、全体にみつろうが行きわたるようにします。
作り方4 布を取り出して振って乾かす
全体にみつろうが染み込んだのを確認できたら、布を取り出して数回振ると、みるみるうちに乾いて固まります。
みつろうが付着した容器やフォークは熱いうちに紙などで拭き取り、熱湯を使って洗います。
それでもダメな場合は、冷めてからカードなどを使ってみつろうを削り取ります。
(正直ここが大変だったので、気になる人は素直にクッキングシートを使っちゃった方がいいです)
作り方5 布の端を切る
布の端を切って整えます。
みつろうが染み込んだらほつれにくくなるので、そのままでも構いません。
みつろうラップの使い方
みつろうラップは触ってみるとちょっと固いですが、手の熱を与えると自在に成形できます。
我が家では8枚くらい持っていて、
- 使いかけの野菜
- おにぎりやサンドイッチ、クッキーなどのおやつ
- コロッケなどの惣菜
- 再加熱しない惣菜が入ったお皿
などをくるんだりして使っています。
使い終わったら洗って干して、引き出しの中に収納。
ほぼラップと同じように使えますが、熱を加えるとみつろうが溶けてしまうので注意が必要です。
そのため、電子レンジなどで加熱するものにはお皿を被せてラップがわりにしています。
ビニールラップを使わなくなって半年ほど経ちますが、なんとかなっちゃうものです。
自分で作ってみよう
手持ちのみつろうラップは全て自作ですが、使用にはまったく問題ありません。
(販売されているものの方が可愛いと思いつつ、自作するコスパを考えるとどうしても手が出ない・・・)
好きな柄の端切れなどがあれば最高ですね。
ビニールラップの使用量が減るとかなりゴミが少なくなるので、よかったら作ってみてください。