なるべくゴミを少なくするゼロウェイスト(ごみゼロ)な暮らしを目指すgrunty(@zerowastegrunty)です。
1年くらいシャンプーを使わず、お湯だけで洗髪する「湯シャン」を続けています。
【画像ありブログ】楽ちん湯シャン/ノープー生活の始め方・やり方。3日に1回、週2回の洗髪でOK
最近、夫も湯シャンに切り替えていたことが発覚しました。
せっかくなので湯シャンをしている髪の毛の画像や、感じているメリットとデメリット、経過についてレポートします。
まったく湯シャンだと気づかなかった
パートナーは1ヶ月ほど前から湯シャンにしたそうですが、まったく気づきませんでした。
湯シャンに切り替えた理由は「シャンプーがなくなったから」。
客観的に見て、
- においも、
- フケも、
- ベタつきも、
ありません。
というか、シャンプーをしていた頃とほとんど変わりません。
温泉、銭湯などに行ったときに備え付けのシャンプーをするくらいで(月1〜2回くらい)、家では湯シャンで過ごしているようです。
30代男性が湯シャンを続けた結果画像
こちらが温泉でのシャンプーから7日間経った髪の毛。
1週間湯シャンで過ごしました。
30代後半男性、平日は普通に仕事をしています。
整髪料は基本的に使いません。
よく手や肘がかさかさしているので、脂性肌ではなく乾燥肌ではないかと思います。
髪をかき分けて頭皮に鼻を近づけて嗅いでみると、「人間っぽい」においはします。
ソーシャルディスタンスな世の中でそれほど近づかれることはまずないと思いますし、シャンプーをしていたとしてもこれくらいは匂うんじゃないかな、という程度です。
髪の毛は、湯シャンをするようになってからは
サラサラ・ツヤツヤというよりは、荒めの質感でふわふわした雰囲気に変わったようにも思います。
湯シャンのやり方
パートナーの湯シャンのやり方を紹介します。
といっても、私のやり方と比べるととってもシンプル。
- お湯の温度は42度
- シャワーを頭にかけながら、指の腹で満遍なく頭皮を洗う(1分〜1分半くらい)
- ブラッシングはしない
- ドライヤーもせず、タオルドライのみ
湯シャンを始めた当初は、寒かったこともあり44度のお湯で洗っていたそうです。
シャンプーに慣れているところから湯シャンに変えると皮脂が出やすくなることもあるので、
最初に高い温度に設定して皮脂をしっかり取り除いていたことが良かったのかもしれないですね。
湯シャンのメリット
「これからも湯シャンを続けるつもり」ということだったので、湯シャンにして感じているメリットを聞いてみました。
- シャンプー代がかからない
- 抜け毛が減った
- 環境に優しい
シャンプーを買い忘れていたことをきっかけに湯シャンを始めたということもあって、シャンプーを買う必要がなくなったのは大きかったようです。
私としても、ボトルや詰め替えパウチのプラスチックゴミが減るのは嬉しい限りです。
また、シャワー後の排水溝の様子から「抜け毛が減った」と感じているそう。
私が普段からエコエコゼロウェイスト言っているので、環境負荷に関しても付け加えてくれました。気遣いのできる人です。
湯シャンのデメリット
- 良い匂いはしない
- 最初、たまに痒みがあった
- 寝癖がつきやすくなった(髪がまとまりづらい?)
もともと無香料の「無添加シャンプー」を使っていたため、匂いについてはあまり気にならなかったそうですが、
普段から香料のあるシャンプーを使っていると違和感があるかもしれない、とのことです。
ココイルグルタミン酸2Naというアミノ酸系の洗浄成分が使われていて洗浄力がマイルド寄りなので、もしかしたら湯シャンに移行しやすかったのかもしれません。
また、湯シャンに切り替えた当初はたまーに頭皮の痒みがあったそうです。
最後に関しては、「髪の毛が思い思いの方向へ行くようになった」と表現していました。
ただ、基本的にはシャンプーをしていた頃と変わらないから、別にシャンプー買わなくていいじゃん、と思っているようです。
湯シャンの経過画像
せっかくなので、これからしばらく湯シャンの経過画像を更新していきたいと思います。
湯シャン8日目の髪の毛
7日目とあまり変化がありませんね。
湯シャン9日目の髪の毛
髪の毛がやや黒く、しっとりとして見えます。
これまでより少し遅い時間帯に撮ったためかもしれません。
湯シャン10日目の髪の毛
相変わらず、あまり変化がありません。
におい、フケ、ベタつきは見られません。
とにかく湯シャンを続けていても問題はなさそうです。
湯シャン1ヶ月目の髪の毛
最後のシャンプーから1ヶ月が経過。
本人の感覚としては、結局のところ「変化なし」とのことです。
客観的にみても、髪の毛が多少伸びた以外は目立った変化がないかなと思いますが・・・読者のご判断にお任せします。
髪の毛はふんわりしていて、体臭を拡散させていることはありません。
追記:この後散髪をしたそうですが、櫛が少し通りにくい感覚があったそうです。
ふんわり系の髪が好みならともかく、サラサラヘアーを目指す方には湯シャンは物足りないかもしれませんね。
湯シャン1ヶ月2週間目の髪の毛
妊娠で里帰り中のため、自撮りを送ってくれました(自撮りのため後頭部は割愛)。
散髪してすっきりしてますね。
シャワー後の抜け毛を数えたら40本くらいだったそうです。
シャワー中には40〜100本程度は抜けるらしいので、まあ少ない方ではないかなと思います。
髪の毛はふさふさしていて、気温が上がってもベタついていたり、髪が薄くなっていたりということはなさそうです。
湯シャン1ヶ月3週間目の髪の毛
梅雨に入り、湿気のせいか、最近は常にしっとりとしている感覚があるそうです。
抜け毛の本数は相変わらず。床にめちゃくちゃ落ちているということもないようなので、抜け毛については増えても減ってもなさそうです。
湯シャン5ヶ月目の髪の毛
湯シャンオンリーになって5ヶ月、ゆるく湯シャンを開始して半年が経過しました。
相変わらずの髪の状態です(寝癖も相変わらず)。
現在は40度のお湯で頭皮を洗っているそうです。
客観的に見ても特に変化はありませんが、昔より白髪が少なくなったような気がします。
これは湯シャンが理由とは言い切れないし、「気がする」というレベルの変化ではありますが・・・
湯シャンで問題なく過ごせている点は変わらないようです。
ボトルがなくなって浴室がスッキリ
結婚して一緒に暮らし始めた当初、ニトリで買った3段のお風呂ラックにはそれぞれのシャンプーやボディソープのボトル類が並んでいました。
現在ではお風呂ラックのスペースを持て余しています。
身体を洗う石鹸と、お風呂掃除用のセルローススポンジのみ。
床がぬるぬるすることがないので掃除も楽です。
乾燥肌の人におすすめ
何をもって「湯シャン成功」と言えるのかはわかりませんが、
私もパートナーもストレスなく湯シャン生活を送ることができているようです。
湯シャンのやり方はまったく違いますが、
共通点はおそらく「乾燥肌」ということ。
2人とも乾燥しやすい肌質ゆえ、お湯でも十分に皮脂を落とすことができるのかもしれません。
たった2人のサンプルではありますが、乾燥肌の人は上手くいく可能性があるんじゃないかと思います。
ただし、おそらく一人ひとり「しっくりくる」やり方は違います。
私は毎日湯シャンをするとフケが目立つので頭を数日おきに洗いますが、
パートナーは毎日洗ってもフケは出ません。
私は髪が長いのでブラッシングをしますが、パートナーはブラシをかけることはありません。
私の場合はしばらく洗浄力の弱いアミノ酸石鹸で髪を洗ってから湯シャンに移行しましたが、
パートナーはいきなり湯シャンで問題がありませんでした。
(なんだか相手の方がことごとく楽そうで羨ましくなってきた)
湯シャンは臭い?嘘?清潔とは何か
夫婦共に脱シャンプー、洗濯は週に1回と、日本での衛生観念の平均からずれてきていることはうすうす・・・というかはっきり感じています。
「シャンプー・リンス」に関するアンケート調査によると、湯シャン派の割合は1割未満。(2017年)
きれいな髪でないと嫌われるとか、加齢臭がすると嫌がられるとか、社会から排除されることは人間にとって恐怖です。
たしかにその感覚は間違っていませんが、
ドラッグストアにびっしりと並ぶシャンプーや洗剤、テレビCMを見ていると、この恐怖心を煽って過剰に清潔感のハードルを上げ、商品を買わせようとしているようにも感じます。
「湯シャン」で検索すると、臭いとか汚いとか、湯シャン被害者の声がたくさんヒットし、さらに恐怖心を焚き付けます。
でも、まあ、何事もやってみないとわからないものです。
私たちは2人とも社会人ですが(私は基本在宅ですけど)、
シャンプーしないから仕事ができなくなったとか、洗濯が少ないから職場でいじめられているとか、友達に縁を切られたとか、
そんなことは起こっていません。まったく問題ありません。
(パートナーに至っては職場で「シャンプーしてないから臭かったら言って」と伝えているそうです)
問題がないので、清潔というイメージの範囲内に入るためにシャンプーを買い続けたり、
毎日毎回洗濯をしたりする気にはなれなくなってしまいました。
私たちはみんな消費社会に生きる消費者ですが、いつでも従順な消費者である必要はありません。
社会や企業が提案してくるものが自分にとって不必要なら、断って堂々と生きていれば良いのではないでしょうか。
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